
J2:36節:ファジアーノ岡山VS京都サンガF.C.「京都の連勝を止める価値のある1勝で、残り2戦に弾みをつける」
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杉野雅昭
2011年11月26日 00:15 visibility80
岡山VS京都:2-1
得点者:宮吉、沢口、植田
観客数:7150人
●岡山スタメン
チアゴ10
妹尾7・キムミンキュン26
田所25・千明8・仙石28・沢口2
植田23・後藤3・一柳30
真子21
●リザーブ
GK:椎名41
DF:近藤4・篠原40
MF:竹田18・石原45
FW:岸田9・久木田35
●途中交代
チアゴ10→石原45、妹尾7→岸田9、キムミンキュン26→久木田35
●京都スタメン
ドゥトラ9・宮吉13
中山15・工藤20
中村充孝23・チョンウヨン7
福村16・森下3・内野32・酒井2
水谷1
●リザーブ
GK:守田21
DF:アライール5
MF:中村太亮17・加藤18・駒井22
FW:ハウバートダン14・キムソンミン28
●途中交代
工藤20→加藤18、福村16→中村太亮17、ドゥトラ9→キムソンミン28
●試合の流れ
入りは、どちらかと言えば京都ペースだった。
前線から厳しいプレスをかけてくる京都。
球際では厳しく来る。
すると、一瞬の隙を突かれ失点。
それでも前半終了間際に綺麗な形から沢口の同点ゴールが決まる。
チアゴの決定機があったが、決め切れず勝ち越しできなかった。
そのまま前半終了。
後半風上に立ったが、京都の猛攻を受ける。
その時間帯をなんとか凌ぐ。
その後は、互角の展開が続く。
なかなか両チーム決定機を作れないまま迎えた終盤。
CKから植田が決めて勝ち越し。
ロスタイムは、4分と長かったが、大きくクリアする事を徹底して、逃げ切り勝利。
その結果14位をキープし、13位の湘南に勝ち点で並ぶ。
12位の熊本との直接対決があり、それに勝利すれば順位をさらにあげる事ができる。
ここまで来ると一つでも上の順位を目指して欲しい。
本当に残り全勝で!!
●失点シーンと得点シーン
★1失点目
ドゥトラの仕掛けから。
ドゥトラがワンツーで千明と植田を振り切る。
深いところからドゥトラがクロスを入れる。
沢口がクリアしようとするが出来ず、宮吉に押し込まれる。
まず、ドゥトラの突破が素晴らしかった。
岡山だとなかなか少ない形ここを見習いたい。
沢口がクリアできなかったのが、痛かった。
沢口のミス。
☆1得点目
ゴールキックのボールをチアゴが競りあったところから。
競りあった選手が触れず妹尾が受ける。
妹尾は、胸トラップして地面に着かせずチアゴに浮き球のパスを出す。
チアゴが、浮いているボールを長い脚でトラップする。
チアゴは、そこから少し進んで、タイミングを見計らってキムへ出す。
キムも上手いトラップからターンしてサイドでフリーの田所へパスを出す。
田所は、ダイレクトでグラウンダーのクロスを入れる。
チアゴが前で引きつけると、逆サイドの沢口が走り込んで来てゴールを決める。
理想的な得点の形。
中央を使う事で中に選手を集めて、フリーになったサイドの選手を使う。
そして、そのサイドの選手からのクロスに逆サイドの選手が使う。
ピッチを広く使った良い攻撃。
こういったゴールをもっと出来るようになれば、来季は6位以上に昇格の可能性があるので、昇格に近づく事ができる。
☆2得点目
仙石のCKから。
遠いところへ来たボールは、そこから落ちる。
後藤が前で潰れる。
そして、少し低い高さで、京都の選手がクリアしようと頭を出すが、後ろから勢いよく飛びこんできた植田が豪快にヘッドを決める。
後ろから走り込んで来る植田得意の形。
●京都の印象と印象に残った選手
京都は、やっぱり7連勝するだけあって強かった。
特に攻撃面では、高い技術に裏打ちされたドリブルやパス回しで、岡山に脅威を与え続けていた。
本当に怖いチームだと感じた。
球際での強さが目立ち、勝負どころでは、厳しくきた。
プレスもきつく前半は、苦しんだ。
後ち半疲れから少し緩くなった。
プレスに来る分裏や逆サイドにスペースがあった。
しっかり奪い切れれば京都のサッカーは、効果的に機能すると感じた。
印象の残った選手は、宮吉と水谷。
宮吉は、やっぱりここまで6ゴール決めているだけあって怖い選手だった。
岡山の嫌なところへしっかりポジショニングが出来るのは流石。
ゴールの場面でも沢口が落ち着いて対処させない良いポジショニングだった。
まだまだ伸びると思う。
水谷は、仙石のシュートのセービングとかが印象に残っている。
チアゴとの1:1も防いでいたし、2点分の仕事をした。
京都を陰で支えている良い選手だと思った。
●効果的サイド攻撃
京都が、プレスをしっかりかけてきた分、逆サイド等にスペースができる事があった。
そこをサイドチェンジで、上手くつけた。
そのため田所と沢口が攻撃に良く絡む事ができた。
サイドチェンジ以外にもチアゴのポストプレイからサイドを使う攻撃。
千明と仙石のサイドへの展開でも、サイドを使う有効な攻撃が出来るようになった。
小林がWBの時にサイドチェンジのボールが、頭を越えていくというシーンが、何度かあったが、それがしっかり通ればこれだけチャンスを作れると言う事を感じた。
いつもこれだけの精度なら良いサッカーができる。
●チアゴは頭一つ抜けた選手
1トップの人材としては、これだけボールが収まる選手は、チアゴ以外いない。
久木田、白谷、岸田、中野、(石原、キム、妹尾)といった選手と比べてもそれは明らか。
ロングパスとかに競り勝つ可能性もあるし、それが繋がればチャンスになる。
そういったシーンが、この試合何度もあった。
足で取れるボールが、何度か入ったと思うので、そこで何度か上手く繋げていたと思う。
ロングパスの浮き球のボールだとチアゴと言えどもなかなか繋ぐのが難しい。
そういった意味で、ある程度繋いでチアゴにパスを出すと言うのが大事だと思う。
そうすれば、チアゴももっと前を向いてプレイできると思うし、得点できる可能性も上がるだろう。
残りの2試合で、しっかりパスを繋いで効果的攻撃をしたい。
●後藤のパフォーマンス
彼を見ているとストヤノフを思い浮かべる。
ドリブルのキレに関しては、ストヤノフより良いと感じるぐらいのプレイを見せていた。
フィードやパス精度もあがってきていると思う。
1:1の守備でも高い柔軟性を活かした粘り強い守備も出来ている。
来季ストヤノフが居なくても3バックができるぐらい。
これから岡山の主力となりえる選手に成長したと言える。
岡山掲げている育成の成功者の一人だろう。
●植田のパフォーマンス
植田は、以前はポカの多さから不安定だった。
そのため評価があまり高くなくあまり出場機会に恵まれていなかった。
ただ、3バックになった事で、身体能力の高さを活かした積極的攻撃参加や空中戦の強さが目立つ様になった。
積極的攻撃参加は、後ろから思い切ったオーバーラップからシュートを放つ攻撃ができているが、クロスまでいけないなど、まだまだ成長の余地はある。
空中戦に関しては、たまに真上にあげたり落下点を誤ったりすることがあるものほぼ勝っていて見ていて非常に安心感がある。
ロングボールへの対処は、素晴らしい。
今季成長した選手の一人。
●キムミンキュンはやはりOH
初めて見た時からOHが良いと言ってきた。
ただ、理由は違う。
ボールを失う回数が、DHだと多いからである。
テクニックに関しては、練習生として練習に参加している時から感じていた。
チームにフィットして来るとパスもある程度繋がる様になり、DHでもある程度出来るようになってきた。
そうなった事で、当初の理由は失っていたが、高いキープ力が今度は目立つ様になった。
そこで、それを活かすならやはりOHが良いと思い始めた。
実際にOHで起用される様になり前線での高いキープ力を発揮する等、前線で起点となれている。
ただ、シュートの精度や威力に課題がある。
そこが良くなればもっと活躍できる選手だと思う。
来季も残って欲しい選手だし、岡山で成長した姿が見たい。
●伸び悩む妹尾
ここまでの試合出場数を考えるともっと得点があっても良い筈である。
OHという攻撃的ポジションだし、新聞で枠へのシュート数が多いと書かれていた訳だし、もっと得点をして欲しい。
それにドリブル突破が売りの選手だったが、あまり見れなくなった。
いくら囲まれる事が多くなったとはいえ、相手チームからすれば怖くないだろう。
怪我が、多くて体力が衰えた事も関係しているかもしれない。
残りの試合怪我無く終えて、来季のキャンプからしっかり参加して、体を作って満足のいくシーズンにして欲しい。
それで、今季の様に得点があまり出来ない試合が続くと評価は、厳しくなるかもしれない。
チームの計画だと来季はJ1を目指す訳だし、J1に昇格したら今のレベルのままだと厳しい。
そう考えると今のままではいけない。
残りの試合来季に可能性を感じるプレイを見せて欲しい。
●評点
GK真子21:6,0
攻守共に安定感があった。
いつもの様にフィードは、あまり飛ばないけど、正確。
FKやシュートへの対応で、厳しいコースでもしっかり弾き出すなど、良いセーブもあった。
CB植田23:6,0
クリアミスやパスミス等、ミスも目立ったが、決勝点で、トントン。
空中戦で強さを見せた。
CB後藤3:6,5
粘り強い守備を見せた。
ストヤノフ以上のキレキレのオーバーラップを見せる等、成長を感じた。
CB一柳30:5,5
攻守共に無難にこなした。
連携からサイドを駆け上がる等、効果的な連携を見せた。
DH千明8:6,5
正確で効果的なパスを何度もみせた。
守備でも良いインターセプトを見せる等、持ち味を発揮した。
DH仙石28:6,5
狙いのある精度の高いパスを見せた。
CKでは、植田のゴールをアシストした。
WB田所25:7,0
この試合のMOM。
SBの上がったスペースを有効に使い2度決定機になるクロスを入れた。
その内1回は、アシストがついた。
ただ、サイドチェンジのボールに威力が無く途中でカットされるシーン等あったので、そういったミスを減らして欲しい。
WB沢口2:6,0
最初の失点の場面で、バランスを崩し上手くクリアできずに失点に繋がった。
ただ、貴重な同点ゴールを決める等、積極的攻撃参加が光った。
OH妹尾7:5,0
田所のクロスからの決定機を逸機する等、チャンスを潰す場面が目立った。
ゴールに近いポジションだし、もっと得点に繋がるプレイがみたい。
OHキムミンキュン26:6,0
前線で、高いキープ力から起点の一つとなった。
ただ、相変わらずシュートに威力がない。
FWチアゴ10:6,0
一度GKとの1:1という決定機があったが、決め切れなかった。
競り合いやポストプレイで強さを見せた。
途中交代
石原45:5,5
スピードを活かしたプレイを見せたが、フィニッシュまでいけなかった。
前線から果敢にプレスをかけた。
岸田9・久木田35:評価不可
影山監督:6,0
交代カードが少し遅くなったが、良いプレイを見せていたので、代え辛かった。
それでも時間稼ぎに交代カードを使う等、3枚使い切った。
主審(小川)副審(馬場・木城):6,0
大きなミスも無く、上手くゲームを作った。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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