2012:U-23:ロンドン五輪:予選3戦目:日本VSホンジュラス「注文通りの1位突破」

日本VSホンジュラス:0-0
得点者:なし

●日本スタメン

9杉本
15齋藤・7大津・14宇佐美
8山村・16山口
12酒井高徳・5吉田・13鈴木・6村松
1権田

●リザーブ

GK:18安藤
DF:2徳永・4酒井宏樹
MF:3扇原・17清武・10東
FW:11永井

●途中交代

9杉本→17清武、15齋藤→11永井、7大津→10東

 

●ホンジュラススタメン

11ベントソン
9ロサーノ・7マルティネス・14ナハル
8メヒア・17ガリード
3フィゲロア・16レベロン・5ベラスケス・2クリサント
1メンドーサ

●リザーブ

GK:18レジェス
DF:4コロン
MF:10ロペス・12O.ペラルタ
FW:13エルナンデス

●途中交代

14ナハル→10ロペス、9ロサーノ→12O.ペラルタ

●戦評

ホンジュラスは、恐らくベストメンバーだと思うが、日本は、メンバーを落として臨んだ試合。
それでも両チーム互角の展開。
両チーム1位通過を狙っているが、両チーム引き分け以上で予選突破が決まるだけにリスクを冒す事はなかった。
守備を第一に置きながら、少ないチャンスを狙っていく。
シュートも自然と少なくなったが、それでも両チーム決定機があった。
両GKの好守もあり、結局スコアレスドローに終わり、両チーム決勝トーナメント進出が決まった。
3試合目という事もあり、駆け引きがあり、サッカーの面白さには、やや欠ける内容で、日本の終盤の時間稼ぎにブーイングが起きる始末だった。

●レビュー(日本側)

とりあえず、1位通過という最大目標を達成出来た。
それで本来十分。
残念ながらプラス要素の控えの選手の活躍は、残念ながら無かった。
スタメンとリザーブに実力差が開きがあり、非常に低調なパフォーマンスだった。
9杉本、15齋藤、8山村、6村松、14宇佐美。
残念ながら誰一人本戦で、スタメンに組み込みたい選手は居なかった。
14宇佐美に期待していたが、残念ながらこの試合のパフォーマンスだとスタメンも落ちも分かりました。
ただ、FKは惜しかったですね。
15齋藤も一度ドリブルから良いシーン作りましたね。
ああいったシーンを増やしていければ、勝利もぐっと近づくだけにそういったプレイが見たい。
8山村は、DHとしてもCBとしてもパスが弱点。
前線に飛び出していき、多少マシになりましたが、厳しいレベルかと。
6村松も本職で、無かったので、酷かった。
一度スピードを活かしたオーバーラップで魅せてましたね。
9杉本は、見せ場が無かった。
もっとシンプルに使ってあげても良かった。
パスが来なくて孤立気味でしたね。
今回は、特に内容より結果が重視される特殊な試合だっただけに具体的な戦術やシステムには触れないでおく。
2連勝出来た事で、こういった事が出来た。
本戦を有利に戦えるが、慢心することなく、ベストを尽くして欲しい。

●レビュー(ホンジュラス側)

フィジカルの強さを感じました。
正直に言えば、モロッコの方が手強かったです。
それでも一本のパスから決定機を作ってましたね。
11ベントソンが決めていれば1位通過も可能だったと思います。
中盤の組み立てに関しては、まだまだですね。
フィジカルを売りにしたサッカーだと感じました。
完成度としては、まだまだで、荒削りなサッカー。
その中で、9ロサーノと14ナハルのスピードを活かしたドリブルとかは、迫力ありましたね。
7マルティネスも良いパスを通してました。
攻撃は、そこそこですが、守備は、守備に比重を置いていたので、無失点に抑えれましたが、ミスが少ないチームだとなかなか獲り所を見いだせないのではないでしょうか。
正直、本戦を勝ち抜くのは、次の対戦相手がブラジルという事もあり、かなり厳しいというのが正直な感想。
しかし、サッカーは、何があるか分からないし、一つでも上を目指して頑張って貰いたい。

●評点

日本

GK1権田:7,0:ファインセーブで、ピンチを凌いだ。
CB5吉田:7,0:攻撃ではビルトアップし、守備では安定感ある守備を見せた。
CB13鈴木:6,5:守備だけではなく、機を見たオーバーラップを見せた。
SB12酒井高徳:7,0:攻守で質の違いを見せた。
SB6村松:5,5:本職で無いので、不満の残る内容だった。
DH8山村:5,5:前半はあまり良くなかったが、後半攻撃で貢献した。
DH16山口:6,0:守備に重点を置き、献身的プレイを見せた。
SH15齋藤:5,5:もっとドリブルを仕掛けたい。
SH14宇佐美:5,5:ドリブルを仕掛けるも奪われるシーンが目立った。
OH7大津:6,0:ボールに結構絡んだ。
FW9杉本:5,5:なかなかボールをこず、持ち味を発揮できなかった。

途中交代

17清武:7,0:違いを見せた。
11永井:6,5:相手を振り切りシュートまでいった。
10東:評価不可

関塚監督:6,0:きっちり引き分けに持ち込んだ。

ホンジュラス側

GK1メンドーサ:7,0:安定した守備で、無失点に貢献。
CB16レベロン・5ベラスケス:6,5:攻め込まれるも最後の所で、しっかり踏ん張った。
SB3フィゲロア・2クリサント:6,0:攻撃参加を何度か魅せた。
DH8メヒア:5,5:中盤としては物足りない。
DH17ガリード:6,0:DHながら前への意識が高かった。
SH9ロサーノ・14ナハル:6,5:スピードを活かしたプレイで、チャンスを何度か作った。
OH7マルティネス:6,5:決定機的パスを通した。
FW11ベントソン:5,5:決定機を活かせず。

途中交代

10ロペス:6,0:ボールに絡もうという意識を感じた。
12O・ペラルタ:評価不可

スアレス監督:6,0:勝利を狙いたかった。

●MOM

「1権田」

1権田のスーパーセーブで、失点を防げた。
これで、予選を無失点。
抜群の安定感をここまでみせている。
この調子で、決勝トーナメントでも無失点に抑えて欲しい。

●満足度

4点(10点満点)

やっぱり、勝ちが見たかった。
メンバーを落としていることもあって、消化不良。
取りあえず、予選1位通過出来て良かった。
ここからの日本の快進撃に期待したい。

日本から世界へ
To Be Continued

by杉野雅昭

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