2015:A代表:東アジアカップ:中立:vs韓国「積極的な守備のクラッシャーと消極的な攻撃のアタッカー+空中戦」その2

2、得点経過

韓国:0-1:20チャン・ヒョンス(PK)

楔形パスを13倉田 秋が、懸命に足を伸ばすも奪いきれず、パスが通る。
そこで、粘られてフリーの選手がいるサイドにパスを出される。
そこからクロスを入れられて、6森重 真人より先に反応した7キム・ミヌが、前で頭で合わせるが、運が悪く6森重 真人の手に当たってPK。
20チャン・ヒョンスが、12西川 周作の逆を突いて、左隅に決めて韓国の得点。

日本:1-1:16山口 蛍(13倉田 秋)

7柴崎 岳のFKは、意表を突いて、横の5槙野 智章へと出す。
5槙野 智章は、シュートを放つが、韓国の壁に当たる。
毀れ球をダイレクトで、浮き球のパスを出す。
6森重 真人が落として、13倉田 秋が、フリーの16山口 蛍へ横パスを出す。
16山口 蛍は、ダイレクトで、ミドルシュートを放ち、これが左隅に突き刺さる豪快なゴールを決めて、日本の得点。

3、試合後記

3-1:8藤田 直之に関して

この試合に関して言えば、韓国の攻撃の芽を潰すプレーが出来ていたと思います。
タックルや寄せといったデュエルの部分で、勝負出来ていました。
ロングスローという武器もありますし、アシストも多く、電柱タイプのFWなどが居れば面白い存在になると思います。
ゲームメークに関しては、過度の期待は出来ないので、その辺りをどう考えるかですね。

3-2:9永井 謙佑に関して

消極的なプレーが目立つ。
1対1で、勝負して欲しい場面で、味方の上がりを待つなど、ドリブルを仕掛けてシュートという意識が低い。
背景には、9永井 謙佑には、個の力で打開する個人技はないのも関係している。
しかし、FWである以上ゴールを奪うという意欲があれば、ゴールに向かって行くはずである。
確かに上がりを待ったりパスを選択するのが、良い場合もある。
しかし、FWである以上、ある程度そういった部分も求められる。
守備の運動量やそのスピードという武器を活かして、今後は、そういった場面で、挑戦して勝利の立役者になれるか。
それとも失敗して、叩かれるのか。
何れにせよ挑戦しなければ、ヒーローにはなりえない。

3-3:空中戦への対処

この試合でも空中戦の対処の流れからPKを与えてしまった。
完全に前でボールを触られてしまい6森重 真人は、何もする事が出来なかった。
また、精度の高いボールを入れられるぐらいフリーにしたことも問題である。
動き出しを完全に捕らえるのは難しく、ポジショニングを駆け引きで、上手く陣取り体を入れて、弾き返す様に努力しなければならない。
失点のシーンは、まさに一瞬の隙であり、ヘッディングシュートの質自体は、あそこから失点になるという可能性は低く、PKを与えてしまったのは、不運と言える。
確かにピンポイントのクロスが入ったという意味では、相手を褒めるべきかもしれないが、これからW杯を目指す上で、北朝鮮戦からの課題である空中戦への対処は、要改善点である。

4、満足度

3点(10点満点)

16山口 蛍のゴールというのは確かに素晴らしかったが、全体的に低調な内容。
北朝鮮戦よりは少しはましになったが、失点は空中戦から与えたPKからの失点。
現段階での国内組のチームとしての実力は、厳しいものだという事を痛感した。

日本から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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