2014:J2:4節:A:VS水戸ホーリーホック「これで良いのか?」その2

2、得点経過

1得点目:A:岡山:13久保 裕一(14押谷 祐樹):0-1

経過

水戸の選手がクリア。
そのクリアボールを5植田 龍仁朗が、頭でクリア。
さらにそのルーズボールに14押谷 祐樹が、競りながら足で触れる。
これが、スルーパスとなり、一瞬の隙を突いた13久保 裕一が、CBとGK1本間 幸司との間に抜け出し、先にボールにコースを変わる程度に当てる。
その結果、無人のゴールに向かってボールが転がり得点。

コメント

劣勢の中一瞬の隙をついての得点。
ここまでの岡山の攻撃を見る限りこういった形での得点に期待するしかないのだろうか。
泥臭いゴールは、岡山らしいと言えばらしいが、岡山の目指すサッカーというのは、ハードワークを基軸としたパスサッカー。
そういった意味では、開幕戦の24林 容平の決定機を決めきれなかったシーンを何度も作れるようなチームを作らないといけないのではないかと。

3、試合考察

3-1:ようやく13久保 裕一を1トップスタメン起用

遅すぎるスタメン起用でした。
ラジオ情報で、調子が悪かったそうだがら待望の起用。
練習でもこれだけのパフォーマンスは、出来てなかったし、その情報は、正確そうだ。
32片山 暎一も出来ればベンチに居れて欲しいが、なぜか入れない。
9荒田 智之や14押谷 祐樹では、これだけ収まらなかった。
シャドーの選手を13久保 裕一の起用で、ある程度活かせていた。
今後は、状態良ければ13久保 裕一もしくは、32片山 暎一の1トップ起用を希望。

3-2:岡山らしさとは?

「ハードワーク」・「泥臭さ」・「諦めない気持ち」この3ワードが、浮かぶ。
この部分は、継続して行くべきかとは思いますが、これは、下位のチームのサッカー。
「こういったメンタル面のみのサッカー」=「強いサッカー」の方程式は、成り立たない。
目標としては、現在の岡山色を考えると、「ハードワーク」・「堅守速攻」・「ポゼッションサッカー」辺りのサッカーの実質に関与したサッカーが、定着していかないといけない。
スカパーの放送でのデータで、アクチュアルプレーイングタイムというのが、J2で、1位。
パス数がJ2で、2位。
逆にスルーパスがJ2で、22位。
最後のスルーパスの少なさ。
これが、「閉塞感」というワードに繋がっている。
もっとCFが、勝負できるサッカーにしていかないといけない。
シャドー、ボランチ、ウィングバック、センターバック、ゴールキーパー。
どこからでも良いスルーパスが通れば1トップが、電柱である必要はない。
それは、広島が、証明している。
つまり3節までのサッカーは、見た目だけのスルーパスという中身の無い「ポゼッションサッカー」だった。
同様に「堅守速攻」という言葉ではなく、「堅守」だけしかつかないサッカー。
「堅守」という見た目ではなく、攻撃に繋がる「堅守」と「速攻」がセットにならなければならない。
影山 雅永監督が、1トップにシュートの上手い9荒田 智之や14押谷 祐樹に拘っていたのは、そういったサッカーを目指していたから。
この試合での13久保 裕一の起用は、結果がついてこなかった事を理由とする影山 雅永監督が、理想を捨てて現実的サッカーを選択したという悔しい決断だった。

3-3:理想と現実の狭間で揺れる

13久保 裕一の起用は、現実的選択だった。
実際結果もついてきた。
しかし、アクチュアルプレーイングタイム1位。
パス数2位。
これにスルーパスが、上位に入ってくれば影山 雅永監督が、理想とするサッカーは、完成していたかもしれない。
勝ちには、勝ったが、これで良かったのか。
どうも釈然としない。
バックパスや横パスではなく、そこでスルーパスを出せなかったのか。
そこでクロスを入れれなかったのか。
果たして3節までに強かった「閉塞感」というのは、監督だけの責任だったのか。
選手の勝負するというメンタルの弱さもあったのではないか。

その3に続く。

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