2014:JFL:10節:H:vs鹿児島ユナイテッドFC「勝てそうで勝てない鹿児島の強さ」その2

3、感想

試合中、試合後を含めてのスタジアムでの会話やJFLのガイドブックにより鹿児島の情報を知った。
ヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが、合併したとの事。
ヴォルカ鹿児島の方は、当時JFLだったファジアーノ岡山が、天皇杯で、確か5-1ぐらいで、勝利した相手。
カモショーが、懐かしい。
観戦してないので、話を聞くまで知らなかったが、合併前の両チームと2013年の地域決勝の決勝リーグで、対戦している様だ。
そういった意味では、縁があるチームとの対戦だった。

さて、鹿児島だが、ここまでJFL2位という事で、非常に好調。
1位の様なHondaFCの様な圧倒的な破壊力こそ感じなかったが、ミスが少なく非常に手堅いチームという印象を持った。
このあたり、ネクストの守備が安定してきたのか。
それとも鹿児島が、守備的チームなのか。
どちらか判断する材料は、持ち合わせてないが、戦績を見る限り後者と言えそうだ。

その中で、CKでのゴール前で、押し込めなかったシーン(ポストに当たったり、GKの正面に飛んだり、本当に超至近距離だったので、決めないといけなかった)と、9飯田 涼の蹴ったPKがセーブされたシーン(9飯田 涼が、自分でPKを貰い自分で志願した:実はここで8石原 崇兆を連想してしまったが同様に止められるとは笑)、17藤岡 浩介がGKをかわしてさぁシュートという所で奪われたシーン(GKがすぐ戻って後ろから飛びつかれて手でボール奪取された。ちょっと余裕を持ちすぎた。)。
こういったシーンで決めれて入ればとも思うが、恐らくここまで手堅く勝ってるチームなので、良いGKなんでしょうね。

正直点差以上の差はあった。
岡山のトップチームと対戦するチームは、似た様な印象を持っているのだと思う。
そういった意味では、サッカーに対して、王道で、今後強くなるチームだと思います。
経歴を見ても合併のチーム中心ながらJリーグ経験選手が、何人かいるし、J3目指して頑張って欲しいチームだと対戦チームながら思った。

ネクストのサッカーが良くはなってきているが、今日は打つ手がなかった。
強い閉塞感というのを90分間通して感じた。
流れの中崩すまでに至るシーンは、結局作れなかった。
局面局面での劣勢が、この試合結果になった。
仕掛けても潰される。
フリーになりそうでも潰される。
これは、鹿児島のフィジカルの強さと状況判断の速さ。
こういったのが優れている証である。
結局は、そういった差が積み重なって点差以上の差を感じる要因となったと言える。

今日の選手への印象は、良いパフォーマンスの選手は居なかったと感じた。
ただ、全体のパフォーマンスは、酷いけど、3田中 雄輝のクロスは、結構良いの蹴るね。
こういった場面を作れるようにならないとね。

4板野 圭竜は、バランスが良いね。
今回昇格した選手中でも個人的に一番昇格が早いのでないかと思ってます。

そうそう。
久々に6寄特 直人をみたけど、左足は、やっぱり良いものも持ってるね。
ボールの質が違う。
後は、守備とか磨けるかどうか。

10新中 剛史のロングスローは、レザービームみたいに伸びて良いけど、後の部分がまだまだ荒削り。
年齢を考えると危機感を持ってると思う。
岡山を契約満了になった時に移籍先が見つかると良いのだけど…
それは、5西原 誉志も同様かな。
一寸先は闇というけど、頑張り次第で、光は見えてくる。
二人ともサッカー選手として中堅と言えるけど、腐らず頑張っているから良い方向に向いて欲しいと思っている。

この差を個で、どうやって埋めていくのか。
長い様で短い厳しい戦いがJFLで続く。
全体練習をあまり出来ない中で、個で光るプレーがあるが、それをどう輝かすか。
可能限りそういったものをみていきたい。

4、満足度

4点(10点満点)

上位相手にこの内容とこの結果は、仕方ないかなと。
むしろ、何度か惜しいシーンを作って、夢を見れただけでも良かったかも。
ただ、強い閉塞感という意味で、不満の残る内容だった。
早く観戦した試合での勝利がみたい。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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