2016:U-19代表:AFC U-19選手権バーレーン:グループリーグ3節:中立vsカタール「縦への速さが得点に繋がり快勝」その2

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

攻撃評価:B
守備評価:B
采配評価:B
総合評価:B

文章評

初戦、2戦目に比べて大幅に改善した。
この試合躍動の大きな要因として、17市丸 瑞希の縦への意識は、非常に大きい。
これは、A代表の課題と一緒で、ただ、縦に入れれば良いのではなく、隙がある時に如何に出せるかである。
それは、速攻の場合で考えられがちだが、遅攻でも重要な事で、パス回しをしつつ、隙が出来た時にリズムを変えて一本入れる。
これが出来るかどうかで、全然違ってくる。
この試合では、速攻の場面で、非常に効果的だった。
というのも遅攻で縦に速い変化を齎すパスは、チームとしての高い組織力が必要であり、なかなか難しい。
アジアレベルでは、パス回しに意図が無くても隙が出来る事があるが、世界標準で考えた時には、そういった隙はなかなかできない。
引いた相手に対して、1人1人が、別々の意図を持つのではなく、共通意識のある狙いを持ったプレーでどれだけ出来るか。
それが、残念ながらこのチームは出来ておらず、ドリブルが単発に終わり易く、迷いからパスミスに繋がっているという課題を常に持っている。
チームとしての守備の安定感を武器を活かすためにもチームとしての共通意識をどれだけ持てるか。
そこをしっかり改善出来なければ、次戦は難しくなるだろう。
それだけにこの試合の17市丸 瑞希のプレーというのは、重要なプレーであり、存在感があった。
そういったプレーの次の試合でも多くみせて欲しい。
そして、是非、韓国U-20WCの切符を掴んで欲しい。

試合評

MOM:8三好 康児(日本)
MIP:17市丸 瑞希(日本)
満足度:6点(10点満点)

日本から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。