2017:J2:11節:A:vsV・ファーレン長崎「長澤マジック」
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杉野雅昭
2017年05月03日 22:06 visibility156
長崎vs岡山:3-0
得点者:9ファンマ、20中村 慶太(19澤田 崇)、20中村 慶太(17島田 譲)
観客数:4,511人
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:吉田 哲朗:2.5
副審:竹田 和雄、桜井 大介:2.5
A:岡山
監督
長澤 徹:5.0
スタメン
19片山 瑛一:3.5、10大竹 洋平:3.0
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):3.0、16関戸 健二:3.0、5渡邊 一仁:3.5、21加地 亮:3.0
27塚川 孝輝:3.5
14喜山 康平:4.0、39篠原 弘次郎:4.0、3久木田 紳吾:4.0
22一森 純:3.5
リザーブ
GK:13櫛引 政敏
DF:4近藤 徹志、2澤口 雅彦
MF:26田中 奏一、8石毛 秀樹、11三村 真
FW:20藤本 佳希
途中交代
5渡邊 一仁→8石毛 秀樹:3.0
17朴 亨鎮→11三村 真:4.0
21加地 亮→26田中 奏一:4.0
H:長崎
監督
高木 琢也:1.5
スタメン
9ファン・マヌエル・デルガド・リョリア(ファンマ):2.0
20中村 慶太:1.5、19澤田 崇:2.0
17古部 健太:2.0、15島田 譲:2.0、6前田 悠佑:2.5、3飯尾 竜太朗:2.5
4高杉 亮太:2.0、2田代 真一:2.0、13乾 大知:2.0
1増田 卓也:2.5
リザーブ
GK:21富澤 雅也
DF:23北谷 史孝
MF:10養父 雄仁、16宮本 航汰、18吉岡 雅和、28翁長 聖
FW:8木村 裕
途中交代
9ファンマ→18吉岡 雅和:3.0
3飯尾 竜太朗→28翁長 聖:2.5
20中村 慶太→8木村 裕:評価不可
2、得点経過
H:長崎:1-0:9ファンマ
2田代 真一の一本の裏へのパスに抜け出しかけた9ファンマに14喜山 康平と39篠原 弘次郎が対応しました。しかし、39篠原 弘次郎がボールを触るも9ファンマの下へボールが転がってしまいました。迷いなくシュートを打たれてしまい39篠原 弘次郎のシュートブロックに行った足の上に、そして、22一森 純が飛びついた先を大きく超えて、ゴールに突き刺さり失点。
H:長崎:2-0:20中村 慶太(19澤田 崇)
空中戦を繰り返して、長崎の選手が大きくクリアした所を高さのある9ファンマがしっかり収めて、その後ろのスペースにポジションを取っていた19澤田 崇へスルーパスを出す。19澤田 崇は、そのままスピードに乗ってゴール前まで進むとシュートフェイントからシュートではなく、クロスを選択。そこに走り込んでいた20中村 慶太がダイレクトシュート。21加地 亮のスライディングタックルが遅れた分その下を、逆にそっちのコースを消し過ぎた22一森 純の右を超えて行き、短い時間での立て続けの失点。
H:長崎:3-0:20中村 慶太(15島田 譲)
17島田 譲のCKで、ファーサイドへ精度の高いピンポイントのボールを入れる。これに反応した20中村 慶太が頭で合わせて、右隅にヘッディングシュート。8石毛 秀樹がポストバーから離れていた事もあり、クリアできず駄目押しの失点。
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~E:悪
A:岡山
攻撃評価:D
守備評価:E
采配評価:E
総合評価:E
H:長崎
攻撃評価:A
守備評価:B
采配評価:A
総合評価:A
文章評
この試合もシンプルな高さの前に無力な所を露出してしまった。9ファンマという190センチに近い188センチの高さの前に180センチ台の選手不在のDF陣で、臨んだが、早々に立て続けに失点。27塚川 孝輝をDHのアンカーで起用するという対策を練るも効果は無かった。
細かい部分では、1失点目は、ラインコントロールに失敗し、少し裏を取られている。失点要因が全て高さではないが、DFラインの高さ不足とDFラインの背後のスペースを狙うというシンプルな攻撃の前に失点しまった。
そもそもロングパスを綺麗にクリアするというシーンも少なく、この状態で、戦えるという判断を怪我以外でしているのなら、監督としての力量に疑問を抱かざる得ないでしょう。現状では、上背が無くてもDFラインを高くし、足下の技術やスピードのある選手で戦っているが、他チームでは、高さ・速さ・巧さの三拍子揃った選手が、増えて来た事を考えると、岡山の資金規模を考えた時に、それ相応のDF陣とは、言い難い部分がある。
しかし、CBの力量不足という訳ではなく、組み合わせの問題で、高さも必要という事であり、チーム構成の段階で、失敗しています。
様々な意見のある中盤に関してですが、展開力という意味では、非常に物足りない。1つのポイントとしては、縦へ付けるパスを出せる選手の起用が望まれます。該当者としては、10大竹 洋平、7伊藤 大介、14喜山 康平、8石毛 秀樹といった選手を起用するのが、1つの手段かと思います。この試合の16関戸 健二、27塚川 孝輝、5渡邊 一仁といった選手にそういった力はなく、横パスが多い事もチームにスピード感が無い要因となっています。16関戸 健二は、フィジカルに弱くハイプレスを受けるとなかなか持ち味を発揮できない選手です。そういった事もあり、ここまで決定的な仕事が出来ないながら、スタメンが続いている点も疑問点ではあります。
5渡邊 一仁も、守備に特徴のある選手で、この試合は、ハーフタイムでは、欠かせない選手です。チームとしてバランスを上手く取って来ましたが、ここ2試合で、複数失点無得点の惨敗で、残留争いが現実味を帯びてきました。
しかし、昨季は、矢島 慎也抜きで勝った試合もありましたし、全体的に問題を抱えている事は間違いないでしょう。チームとして、主軸の怪我続出こそしている今だからこそ、若い選手の積極的な起用を望まれますが、そういった起用もなく、勝ちに行って、負けて収穫の少なく、疲労だけ残る惨敗に終わった事で、降格すれば、監督の退任間違いなしという状況です。
全てが濃縮されていたのは、ハーフタイムでの8石毛 秀樹が投入されて活気づいた時間帯と26田中 奏一と11三村 真が同時投入されて流れが悪くなった点。8石毛 秀樹は、なかなか起用されていなかった選手です。そして、恐らく決めていた同時投入が不発に終わった。こういった事を考えると、監督の采配が、外れている事になり、今後が心配となります。監督の采配に関しては、疑問点は、過去を振り返っても多く、主軸流出というアクシデントがあったもののそれを打破する力量を備えているかどうか、今後注意深く見守っていく必要があると思います。何れにせよ、苦しい時だからこそ下を向かず、勝利に向けて、しっかり準備して最高の結果に繋げて欲しい。
試合評
MOM:9ファンマ(長崎)
MIP:8石毛 秀樹(岡山)
満足度:2点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
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