2017年J1・J2・J3順位予想の結果
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杉野雅昭
2017年12月31日 22:46 visibility1055
1、J1順位予想の結果と誤差
01位:川崎フロンターレ
誤差:+7
02位:鹿島アントラーズ
誤差:的中
03位:セレッソ大阪
誤差:+4
04位:柏レイソル
誤差:+8
05位:横浜F・マリノス
誤差:+5
06位:ジュビロ磐田
誤差:+5
07位:浦和レッズ
誤差:-6
08位:サガン鳥栖
誤差:+8
09位:ヴィッセル神戸
誤差:-3
10位:ガンバ大阪
誤差:-7
11位:北海道コンサドーレ札幌
誤差:+4
12位:ベガルタ仙台
誤差:+2
13位:FC東京
誤差:-9
14位:清水エスパルス
誤差:-1
15位:サンフレッチェ広島
誤差:-10
16位:ヴァンフォーレ甲府
誤差:+2
17位:アルビレックス新潟
誤差:的中
18位:大宮アルディージャ
誤差:-9
2、J1順位予想の誤差と的中の合計と感想
誤差:90
的中:2
前回の誤差が計算し直したところ52だったので、大幅な増となってしまった。今季は、上位に行くと予想していた広島と浦和、G大阪、FC東京が、苦しんだ事で、大きく誤差が出る結果となってしまった。
逆に川崎は、監督交代しましたが、初優勝と勢いが衰えるどころかまして、最後まで走り切ったシーズンでした。
柏や鳥栖、札幌といったチームも前評判に対して予想以上の躍進をみせ、チーム組織の充実を感じる所ではあります。
また、注目されたダゾーンマネーを活かしきったというよりは、しっかりした育成出来たチームと、チーム作りを着実にして来たチームが優勝したという事もあり、しっかりとした方向性で、戦えば十分結果を残せる。そういった希望を感じるシーズンであったと思います。
しかし、本当のダゾーンマネーによる補強の効果が出来るのは今季の優勝賞金や順位賞金などを獲得出来たチームである。そういった意味で、今季の優勝賞金を得た川崎がどういった補強をするのかは、注目の的で、来季は、どういったチーム作りをするのか。2位の鹿島、3位のC大阪も補強が巧いチームなので、より注目が集まる。そういった意味で、来季の予想は、楽しみです。今季以上にビックネームの選手が来て、リーグが盛り上がる事に期待したい。
残留争いは、新潟と甲府の降格は、予想通りで、もう1枠の大宮の降格は、意外であった。継続性のあるチームの苦戦や補強によりビックネームの揃ったチームの苦戦。サッカーの奥深さとサッカーの価値観の変化の激しいスポーツだと改めて感じた。来季は、どういったサッカー強いのか注目である。
3、J2順位予想の結果と誤差
01位:湘南ベルマーレ
誤差:+5
02位:V・ファーレン長崎
誤差:+15
03位:名古屋グランパスエイト
誤差:-2
04位:アビスパ福岡
誤差:+1
05位:東京ヴェルディ
誤差:+9
06位:ジェフユナイテッド千葉
誤差:-2
07位:徳島ヴォルティス
誤差:+1
08位:松本山雅FC
誤差:-6
09位:大分トリニータ
誤差:+3
10位:横浜FC
誤差:+1
11位:モンテディオ山形
誤差:-2
12位:京都サンガF.C.
誤差:-9
13位:ファジアーノ岡山
誤差:-6
14位:水戸ホーリーホック
誤差:+5
15位:愛媛FC
誤差:+5
16位:FC町田ゼルビア
誤差:-6
17位:ツエーゲン金沢
誤差:-1
18位:FC岐阜
誤差:-5
19位:カマタマーレ讃岐
誤差:-4
20位:レノファ山口
誤差:+2
21位:ロアッソ熊本
誤差:-3
22位:ザスパクサツ群馬
誤差:-1
4、J2順位予想の誤差と的中の合計の感想
誤差:94
的中:0
選手と監督を正しく評価出来ていない事で、J1に続きこの誤差。的中も0と寂しい結果となってしまいました。この結果を糧に来季の分析を進めたいと思います。
J2の優勝チームに関しては、戦力値による分析を無視すれば、湘南ベルマーレを1位にしたと思います。それは、近年の湘南の戦いぶりを考えれば、容易に予想できます。しかし、やはり数値化自体無意味と言えるかもしれませんが、毎年分析作業を進める中で、どれだけチームを冷静に分析できるか。そういった意図もあります。個人的には、この選手の正しい認識を限られた観戦数から向上させて、より正確にしたいと思っています。
当たらなくても納得できる数値分析。そういった予想を来季は出来ればと思っています。
そして、一番驚いたのは、2位の長崎の躍進です。社長の交代で、ここまで一気に順位を上げて、自動昇格まで繋げた。まるで、夢物語の様な昇格であったと思います。この昇格に刺激を受けたチームも多いと思いますし、来季のPOでの昇格がより難しくなったことで、この2枠にどう食い込んでくるのかというのは、ハイレベルになると思います。
3位の名古屋の昇格は、正直判定に助けられての昇格とも言えるかもしれませんが、年間通して3位という結果を残していた訳ですし、それを差し引きしても昇格に相応しいチームであったと思います。風間 八宏監督の下、どういったチームで、来季J1を戦っていくのか楽しみです。
そして、福岡、東京V、千葉といったチームもプレーオフに進出し、持ち味を十分出し切って、結果こそ出なかったですが、確かな歩みを残しました。特に決勝まで勝ち進んだ福岡は、あと一歩の所までいっただけにこの敗戦を来季に繋げて欲しいです。東京Vと千葉も古豪復活に向けての一歩として欲しい。
また、徳島も7位という結果に終わりましたが、その攻撃力は、非常に高く、J2を沸かしました。水戸も戦力を最大限生かし、J2を盛り上げました。
残留争いは、J3順位の関係もあり、1チームのみも降格となりました。ザスパクサツ群馬の毎年ルーキーの活躍で、残留を続けてきましたが、今季は、色々と問題があり、結局残留できませんでした。チームとして、選手が定着するようなクラブになれるかどうか注目したい。
ロアッソ熊本は、今季の21位は、本来であれば、降格順位である事を考えれば、震災のダメージから立ち直り、どう残留できるか。かなり難しいチーム作りをせざる得ず、その辺りに注目したい。
そして、選手が大量に引き抜かれた山口が、降格圏周辺で戦い続けた事を考えても自動残留の順位を守り切ったのは、素晴らしかったと思います。来季は、新たな監督の下、どういったチーム作りを進めるのか注目したいところです。
今季のJ2は、J1昇格経験があるかどうかの差が長崎を除いて出た事を考えると、この格差をどう埋めていくのか注目したい。
5、J3順位予想の結果と誤差
01位:ブラウブリッツ秋田
誤差:+8
02位:栃木SC
誤差:的中
03位:アスルクラロ沼津
誤差:+14
04位:鹿児島ユナイテッドFC
誤差:+1
05位:AC長野パルセイロ
誤差:-2
06位:FC琉球
誤差:+9
07位:藤枝MYFC
誤差:+5
08位:カターレ富山
誤差:-4
09位:ギラヴァンツ北九州
誤差:-8
10位:福島ユナイテッドFC
誤差:+1
11位:FC東京U-23
誤差:-4
12位:SC相模原
誤差:-2
13位:セレッソ大阪U-23
誤差:-5
14位:Y.S.C.C.横浜
誤差:的中
15位:グルージャ盛岡
誤差:+1
16位:ガンバ大阪U-23
誤差:-10
17位:ガイナーレ鳥取
誤差:-4
6、順位予想の誤差と的中の合計と感想
誤差:78
的中:2
J3は、波乱尽くしというシーズンであったと思います。J2ライセンスの下りない秋田が優勝という予想外の結果とも言える。ただ、川崎の様に前身の監督が、手堅いチーム作りで、骨格を作っていたこともあり、しっかりとしたチーム作りが出来ていれば、監督が代わっても一定の結果を残すことが出来る。そういった証明になった結果でした。
また、沼津も昇格元年ながら3位という堂々たる結果で、新たなJチームとして、満足のいく結果を残すことが出来ました。今後この2チームライセンスを獲得して、J2リーグ昇格してくる日は、近いと思います。それだけ今後のチームとして、自信を残せる結果を残せたと思います。
そして、栃木も終盤失速し、今季も2位に終わってしまいましたが、今季は、2チームとも自動昇格になった関係もあり、無事昇格することが出来ました。久々のJ2の舞台で、堅い守備をベースに戦えるか注目したいところです。
しかし、長野、北九州、富山といったJ2昇格が、期待されるチームの苦戦は以外で、J3で戦う難しさを感じる所ではあります。
更にU-23チームの苦戦も目立ち、J3が決して甘いリーグではないと改めて感じました。
一方で、元J2チームである鳥取の苦戦も予想外で、専用スタジアムで、サッカー熱もあるチームですが、ここ数年苦しいシーズンを送っています。来季、どれだけチームを立て直す事が出来るかも注目したい所です。
7、感想
今季から誤差の合計に変更しました。それで誤差の数値がかなり高くなりました。むしろ、何故、この方式にしなかったのか、今考えても不思議ではありますが、結構大きい数字なので、ショックは大きいですね。やはり、順位予想と戦力分析するにあたって試合観戦数や、ハイライト番組ももっとチャックする必要があると感じました。特に今季は、スカパーのハイライト番組をチェックしていないので、凄く来季の予想や分析がやばそうです。
さて、そういった言い訳を用意するという見苦しい文章を書いている私ですが、来季のJ3加盟チームがなく、寂しく思っています。J2のファジアーノ岡山というチームを応援していますが、決勝の試合などは、チェックしてますし、多趣味で、なかなかサッカー漬けというのは、難しいですが、結構時間をかけてみたいとこの時期には良く思いますね。まぁ、なかなか続かないのですが、何れにせよ楽しみたいと思います。話を戻しますが、青森、福井、滋賀、三重、奈良、和歌山、島根、高知、宮崎とかまだまだサッカーチームが無い県もあるので、そういったチームの誕生を期待しています。
J1からJ3という多くの大小のチームがあるというJリーグは、非常に魅力のあるリーグだと思いますし、多くの選手を今後は、どれだけ良い選手に育成できるか。サッカーにおける日本地位が年々追いつかれてきている事を考えると、アジアでの地位を高めるためにもJリーグの盛り上がりは、必要不可欠かと思いますし、今後ももっとビックなリーグになって欲しいです。そういった意味で、来季もJリーグを本気で楽しみ、魅力を発信していけたらと思っています。
Jリーグから世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
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また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いています。
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