プレビュー:2018:J2:第5節:A:vs京都サンガF.C.「強力助っ人を擁する昇格候補の京都にどこまで戦えるか」
-
杉野雅昭
2018年03月21日 11:54 visibility228
1、今季の成績
勝敗(4/42)
3勝1分0敗(2位:勝ち点10)
得失点
6得点1失点(+5)
ゴール
6喜山 康平×1(頭1)、8塚川 孝輝×2(頭1、右足ミドル1)、14上田 康太×1(FK左足1)、24赤嶺 真吾×1(左足ボレー)、33阿部 海人×1(左足1)
アシスト
8塚川 孝輝×1(頭1)、14上田 康太×2(FK左足1、クロス左足1)、24赤嶺 真吾×1(パス右足1)、9李 勇載×1(右足1)
得点の形
クロス→左足ボレー×1、FK→頭×1、左足直接FK×1、FK→混戦→左足×1、CK→混戦→頭×1、速攻→ポストプレー→右足ミドル×1
失点
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1
2、予想メンバー
監督
長澤 徹
スタメン
9李 勇載(不透明)
19仲間 隼斗(不透明)、10大竹 洋平(不透明)
11三村 真(有力)、14上田 康太(有力)、17関戸 健二(不透明)、21椋原 健太(不透明)
6喜山 康平(有力)、3後藤 圭太(不透明)、4濱田 水輝(当確)
22一森 純(有力)
リザーブ
GK:13金山 隼樹(当確)
DF:27崔 程援(有力)、31下口 稚葉(不透明)
MF:15末吉 隼也(当確)、34デューク・カルロス(不透明)
FW:30武田 拓真(不透明)、18齊藤 和樹(当確)
3、予想詳細
説明
◎:スタメン確実
〇:スタメンの可能性有り
△:リザーブ入りの可能性有り
×:リザーブ入りも難しい
スタメン
CF:9李 勇載(イ・ヨンジェ)△、18齊藤 和樹△、32福元 友哉△、24赤嶺 真吾△、20藤本 佳希(怪我)
4選手がスタメンもしくは、リザーブ入りを狙う状況。連戦ではあるが、監督がコンディションをどう判断するかによって、決まってくるので、不透明感は強い。出場時間が少なめな9李 勇載(イ・ヨンジェ)のスタメンもありそうだが、途中出場が続いている18齊藤 和樹をスタートから見てみたいという気持ちもある。そして、24赤嶺 真吾や9李 勇載(イ・ヨンジェ)といった選手を完全に休ませるのであれば、32福元 友哉のリザーブ入りも可能性がある。
ST:19仲間 隼斗〇、18齊藤 和樹△、30武田 拓真△、32福元 友哉△、24赤嶺 真吾△
途中出場の多い19仲間 隼斗が本命。9李 勇載(イ・ヨンジェ)や24赤嶺 真吾が出場する可能性があり、もし出場するのでれば、18齊藤 和樹のスタメンが難しくなり、30武田 拓真、32福元 友哉のリザーブ入りも難しくなる。
OH:10大竹 洋平△、7伊藤 大介△、19仲間 隼斗△、30武田 拓真△、15末吉 隼也、17関戸 健二△
10大竹 洋平の実力を考えるとスタメンで起用して欲しい。7伊藤 大介と19仲間 隼斗は勿論、スタメンの可能性があるが、状況によっては、15末吉 隼也や17関戸 健二にも可能性がある。
LWB:11三村 真〇、34デューク・カルロス△、26松本 健太郎△、2澤口 雅彦×
前節リザーブだった11三村 真のスタメンの可能性が高いが、新人の2選手にもチャンスがある。ベテランで、前節フル出場の2澤口 雅彦のリザーブ入りも難しい。
RWB:21椋原 健太△、26松本 健太郎△、2澤口 雅彦×
21椋原 健太のスタメンの可能性もあるが、負担が大きいという事で、26松本 健太郎がスタメンの可能性もある。2澤口 雅彦LWB同様にリザーブ入りも難しいだろう。
DH:14上田 康太〇、15末吉 隼也△、17関戸 健二△、8塚川 孝輝△、25武田 将平△、28加藤 健人(怪我)
14上田 康太をスタメンから外すのであれば、15末吉 隼也が、そこで出場可能性が高い。8塚川 孝輝の所には、17関戸 健二が入ってくる可能性もある。どこまでターンオーバーするのかによって、スタメン及びリザーブは変わってくる。
LCB:6喜山 康平〇、27崔 程援(チェ・ジョンウォン)△
キャプテンの6喜山 康平は、例年通りスタメンの可能性は高い。27崔 程援(チェ・ジョンウォン)にもリザーブ入りの可能性かスタメンの可能性が僅かにある。
中CB:3後藤 圭太△、4濱田 水輝△、31下口 稚葉△、23久保 飛翔(怪我)
どこまでターンオーバーをするのか。3後藤 圭太は、確かに軸となる選手ではあるが、ベテランの域に近づきつつあるし、難しい判断になりそう。
RCB:4濱田 水輝〇、31下口 稚葉△、33阿部 海大(代表招集)
3後藤 圭太が、真ん中で、出場するのであれば、4濱田 水輝は、RCBで、出る確率は高い。大きく入れ替えるのであれば、31下口 稚葉もRCBで出場できる可能性がある。
GK:22一森 純〇、13金山 隼樹△、1椎名 一馬×、40李 京泰(イ・キョンテ)×
普通に行けば、22一森 純のスタメン濃厚ではあるが、13金山 隼樹の可能性も十分ある。
リザーブ
GK:13金山 隼樹◎、1椎名 一馬△、40李 京泰(イ・キョンテ)×
DF:27崔 程援(チェ・ジョンウォン)〇、31下口 稚葉△、2澤口 雅彦×
MF:15末吉 隼也◎、8塚川 孝輝〇、26松本 健太郎△、34デューク・カルロス△、7伊藤 大介△
FW:18齊藤 和樹◎、30武田 拓磨△、32福元 友哉△、24赤嶺 真吾△
4、注目ポイント
・連戦という事で、どれだけ出場機会が少なかった選手がでるか。また、もし初出場選手がいたら、その選手の出来はどうだったか。
・メンバーが大きく変わった場合に、チームとしてどれだけ機能していたか。また、ほぼ同じだった場合に、疲労の影響がどれだけあったか。
・連勝が止まった事がこの試合にどう影響しているのかどうか。影響なくしっかり戦えているのか。もしくは、攻守で影響があるのか。
・大分戦と松本戦では、守備が堅くセットプレーと流れからなかなか形を作れなかった。京都に対してはどうか。
・33阿部 海人の代役は、誰か。
・メンバーの大幅変更が予想される中で、課題であった左サイドの人選に進展があったかどうか。
・選手層の厚みという強みがあるのが今季の岡山だが、それを長澤 徹監督が、活かす事が出来るかどうか。
・相手のエースである9レンゾ・ロペス・パトロン(レンゾ・ロペス)を空中戦及び地上戦で、どれだけ抑える事が出来るか。
・高い得点力のある4田中 マルクス闘莉王の得点力をチームとして危険を察知し、結果を残させずにしっかり守れるか。
・30石櫃 洋祐のスタメンの可能性が高い右サイドをどれだけ抑える事が出来るか。
5、京都の注目選手
「9レンゾ・ロペス・パトロン(レンゾ・ロペス)」
高さと巧さを兼ね備えた助っ人ストライカー。その得点力は要注意で、岡山DFがどれだけ制空権で勝てるかは、勝敗に直結すると言っても良い。3後藤 圭太と4濱田 水輝が、競る事になると思うが、かなり厳しい空中戦になるだろう。また、足下に入った時にキープされて押し込まれるという展開も避けたい。
「4田中 マルクス闘莉王」
言わずと知れた日本屈指のCB。その得点力は、CBとは思えない程で、昨季の様にCFを主戦場とした結果、二けたゴールを決めて、チーム最多得点。空中戦に強いだけではなく、野生の感が働く選手でもあり、気持ちの強い選手。彼を攻守で仕事をさせない様にしたいところ。
「30石櫃 洋祐」
京都の鉄人であり、プレースキッカーというSBながら、攻守でチームにとって重要な選手。運動量豊富で、上下運動をしっかり走り切る選手で、3人目の動きには注意したい。実際にゴール前に入ってくる事もあるので、しっかりそこをケアする必要がある。
6、プレビュー
初の4連勝こそ逃した岡山ではあるが、2位をキープ。対戦相手に恵まれていたことは否定できませんが、長澤 徹監督体制で、下位相手に取りこぼしが多かった事を考えると、今季は違う。そういった期待を持った方が多かったと思います。前節の松本戦では、初めて劣勢に立つ時間帯が長くなりましたが、1-1というスコアが示す通り、昇格候補のチームに対して、ある程度戦えるという事が証明出来た試合であったと思います。
しかし、課題である左サイドからの攻撃の質の低さや、9李 勇載(イ・ヨンジェ)が、交代した後に攻め手がかける時間帯の戦い方。この2点の課題に対して、手つかずである事。そして、そこを改善出来ない理由としては、メンバーの固定が大きいと思います。
そういった意味で、この連戦の真ん中である京都戦は、非常に大事である。この試合で、メンバーをほぼ変えずに主力中心で臨めば勝てる可能性は高いかもしれませんが、やはり42試合という長丁場であることを考えると、1シーズンを通して一番勝ち点を稼げる方法を考えると、チームとして如何に成長が出来るかも大事な要素であることは間違いない。そういった事もあり、監督が目先の勝ち点捉われず、そういった思い切った選手起用が出来るかどうか問われる試合であり、やはり注目1戦であると思います。
そして、昇格候補である京都に対して、選手層の厚さで勝つことが出来れば、大きな自信になると思います。だから、昇格できる可能性を秘めたチームである事とより内外に示すために、是非ともそういった結果と内容を手にしてくれる選手起用に期待したいです。
7、通算対戦成績
京都:4勝(総得点:19):6分:(総得点:20点)4勝:岡山
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いています。
- favorite0 visibility228
-
navigate_before 前の記事
レビュー:2018:J2:第4節:A:vs松本山雅FC「激闘しぶとく離さなかった勝ち点」
2018年3月18日 -
次の記事 navigate_next
レビュー:2018:J2:第5節:A:vs京都サンガF.C.「この試合でもチームとして完成度の高さを見せて辛抱強く勝利を掴む」
2018年3月25日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件