2014:J2:34節:H:vs水戸ホーリーホック「失速する中での微かな光を目指す」その2

MIP

「24ウーゴ・ガマラス・シルヴァ・サントス・アルメイダ」

短い時間なら技術を活かした決定的仕事をした。
もっと長い時間見てみたい。
走力や空中戦の強さというフィジカル的なものは、足りないものがあるが、技術は、非常に高い。
もっとチャンスを与えて欲しい選手。

2、戦評

一時期の勢いと比べると失速気味の岡山と前節磐田を粉砕して、勢いに乗りたい水戸の1戦。
試合は、開始から岡山が、技術とハードワークに裏打ちされたポゼッションで、ゲームを支配する。
一方水戸は、雑なプレーが目立ちミスが散見された。
岡山は、ポゼッションは、高いものの最後の部分で、微妙に合わないというシーンが、多く見られた。
14押谷 祐樹のクロスバーに当たる強烈なシュートやクロスから何度か形を作るも決めきれなかった。
するとセットプレーから岡山の判断ミスによる一瞬の隙を突いた水戸が先制。
それでも強いメンタリティで、劣勢にならず自分たちのサッカーをする岡山。
前半終了間際に決定機があるも決めきれず前半終了。
後半に開始早々にPKで、同点に岡山が追いつき振り出しに戻る展開。
徐々に運動量が落ち、カウンターの回数も増えてくるが、水戸が拙攻が、目立ち助けられる回数も増える。
岡山も決定機的なミスが実は、前半から岡山にはあったが、助けられていた。
結局、両チームともミスの質こそ違うもののミスが多く、決定的な差を付けられず、お互いに助け合った痛み分けのドローとなった。

3、得点経過

A:水戸:0-1:4尾本 敬

経過

水戸の10船谷 圭祐が、FKを蹴る。
1中林 洋次が、パンチングで、弾く。
触らなければゴールキックだと思われるので、恐らく判断ミスのパンチングが、30鈴木 隆行に渡る。
ちなみに30鈴木 隆行は、GK1中林 洋次の動きと10船谷 圭祐のボールの軌道を見て、サイドに膨らむ様にポジショニングをとっていた。
そうした冷静な状況判断で、ボールを拾って、6竹田 忠嗣の寄せもあったが、再び冷静に30鈴木 隆行は、クロスを入れる。
17新里 亮が、懸命のジャンプで、競り勝ちボールを折り返す。
その先に居た4尾本 敬が、強烈なヘッドを放つ。
GK1中林 洋次が、触るも至近距離と強烈なヘッドのため弾き出せず決まっての得点。

コメント

再びミス絡みの失点。
まぁ、基本サッカーというのは、ミスの積み重ねによる失点が多いので、逆を言えば安定しているとも言える。
堅守をベースにここから負けないサッカーの上の勝てるサッカーに持っていけるかは、こういったミスを減らせるかというのは、大事な事。
後、30鈴木 隆行のポジショニングは、素晴らしかったと思います。
流石ベテランという状況判断でした。

H:岡山:1-1:32片山 瑛一

経過

3後藤 圭太のクリアボールを50上田 康太→14押谷 祐樹→32片山 瑛一→50上田 康太と繋ぐ。
50上田 康太が、その繋ぎにより前に少しドリブルして、サイドの26田中 奏一に預ける。
26田中 奏一が、グラウンダーの絶妙なクロスを入れる。
32片山 瑛一に通り、シュートに持っていこうとするが、4尾本 敬が、倒れ込むように32片山 瑛一を倒してPK。
PKを貰った32片山 瑛一が、PKを蹴る。
これを落ち着いて、GK21笠原 昂史の逆を突いて得点。

コメント

しっかり繋いでからカウンターで、ペナルティエリアにしっかり侵入した良い流れからのPK獲得でした。
こういった形を増やして、得点に繋げて欲しい。
後、PKは、失敗する怖さがあったけど、しっかり決めてくれた。
正直50上田 康太が蹴ると思ってました。

その3に続く。

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