今年の巨人を救った内海

(采配についてはとりあえず棚上げにするとして),今年優勝を逃した理由は「打てなかった」ことであり,投手陣からは援護の無さに対して不満があったことと思う。先発投手の中では,諸悪の根源のように言われる東野にしたところで,QS率は6割弱で15回もQS(6回3点以下)を達成しているのに,その内の7回しか勝たせてもらえなかったわけで,「俺ばっかり悪いのか?」という気持ちがあっても不思議ではない。

 しかし,内海ぐらい頑張ると,野手も援護してくれるという実例を昨日の試合やその前の試合(いずれもサヨナラ勝ち)で示せた訳で,「俺ばっかり悪いのか?」という首脳陣や野手に対するネガティブな感情から,「俺も(僕たちも)も内海さんくらい頑張ろう。」というポジティブな感情になったはずである。監督,コーチからは祝福され,野手とは抱き合えて,最多勝のタイトルが取れて,「1年頑張って良かった。」とヒーローインタビューでいえて涙を出せる内海に,投手たちは皆なりたいと思っただろう。

何せ体育会系の集まりだから,上記のように単純であると思う。理屈を越えたところで,投手と野手(と首脳陣)を一体にしてくれた内海に感謝したい。

*昨年までは,「ニセ侍」などと,さんざん原監督にいじられていた内海が,よく化けてくれたものだ・・・。「砂場遊び」の誰かさんも,来年は化けてくれないだろうか・・・

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