「清武さんの反乱」の前のナベツネさんの人事構想を好意的に解釈してみる.

まずは時系列

・10月20日 ペナントレースの順位が決定した状態で,来季のコーチ人事を清武さん・桃井さんがナベツネ氏に報告.了承を得る.
・10月31日 CS第1ステージで巨人が敗退.シーズン終了.
・11月4日の日中 原さんがナベツネさんにシーズン報告.
・11月4日の夜 ナベツネさんが記者に対し,コーチ人事を含めてフロント批判し,原監督を擁護.
・11月7日:ナベツネさんが桃井さんに「桃井オーナー解任,清武GM格下げ,ただし,清武さんは専務取締役等としては残る」という内示.
・11月9日 ナベツネさんが清武さんに,「江川さんのヘッドコーチ登用,岡崎ヘッドコーチ格下げ」といいうコーチ人事を内示.加えて「1-2年後には清武さんを球団社長にする.定年ものばす.」と約束.
・11月11日 清武さんのナベツネさん批判声明

続いてナベツネさんの原さん・清武さんに対する(清武の乱以前の)考え方は

・「原は,一度俺に逆らったことがあるから要注意だ.清武は俺の子飼いの部下だから少々の無理は効くだろう.」

 といった所だと思われます.

以下は想像です.

・4日の原監督の報告を聞いて,ナベツネさんは,清武GMと原監督との溝がかなり広がっていることを知ってこのままではまずいと思った.ナベツネさんは,原監督にむしろ問題があると思った.原監督に監視役が必要な一方,それを行うためには,清武さんにも何らかの処分を行わないと原監督が納得しないと思った.原監督の監視役としては,できれば,客を呼べる監視役で,かつ,来シーズンのチーム成績によっては,原監督の後に監督にできる人物が良い.原監督との雑談の中で「江川」の名前が出てきたことを幸い,江川を「監視役」にしようと思った.今シーズンを見る限り,岡崎ヘッドコーチでは監視役として役不足なのは明らかだからである.

・したがって,とりあえず先にフロント批判を行い,その次に,フロントの処分(桃井,清武の処分)を行った.ただ,桃井さんは解任されたが,清武さんについては,名目はともかく処分は軽い.補強実務を引き続き行うことまで指示されている.返す刀で,コーチ人事に手をいれて,監視役として江川さんを入れようとした.清武さんには,「1-2年後には清武さんを球団社長にする.定年ものばす.」と言っておけば,自分の考えは理解してくれると思った.長い目で見れば,この人事は,原さんの方に厳しく,清武さんには甘い人事だからである.

・しかし,清武さんは納得せず批判声明に及んだ・・・・

*真相はこんな所のように思うのですがいかがでしょうか?それとも私の妄想にすぎないでしょうか?



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