トレード 巨人:ロメロ・福元-ソフトバンク:久米・立岡

(巨人とソフトバンクとの間で、ロメロ投手(28才)・福元内野手(28才)と久米投手(26才)・立岡内野手(22才)との交換トレードが成立したとのことです。

ロメロ一軍成績
2010年 6試合、7回2/3、1勝0敗、7安打、0四死球、9三振、防御率0.00
2011年 41試合、41回、1勝3敗11S8H、35安打、22四死球、36三振、防御率3.29
2012年 1試合、1回、勝敗無し、1四球、1三振、防御率0.00

ソフトバンクファンの方へ
 育成あがりの長身の右投手です。速いストレートとフォークの組み合わせで三振が取れますが、制球が悪いです。クイックはできません。投手守備も今一つです。去年の前半ブレークして、最初は抑えを任されていましたが、その後調子を落とし、特に制球が悪くなって二軍に落ちました。今年も、当初は一軍にいましたが、今一つの内容だったのと、マシソン・福田の台頭や外国人枠の問題もあって二軍に落ちました。ソフトバンクは、馬原投手やファルケンボーグ投手の故障でリリーフが手薄なので獲得に動いたのだと思います。うまく使ってやれば、戦力になると思います。

福元内野手
 一軍での実績無し
ソフトバンクファンの方へ
 育成上がりの左打ちの好打者タイプの内野手です。セカンド・ショートが守れて守備は堅実です。打撃も悪くないのですが、清武前GMが原監督の意向を確認せずに育成から支配下登録にしたためか、原監督に嫌われていた感があり、チャンスがあっても1軍に上げてもらえませんでした。1軍の控えの内野手として十分な力があると思いますので、是非、ソフトバンクの1軍で使ってやってください。

久米投手の1軍成績 
2008年 40試合、36回、4勝1敗3S15H、48安打、18四死球、20三振、防御率3.25
2009年 18試合、19回、1勝、14安打、9四球、13三振、防御率2.37:この年の6月に右手首骨折。
2010年 4試合、3回、勝敗無し、4安打、7四球、1三振、防御率18.00
 ルーキーの2008年にリリーフ投手として活躍しましたが、2009年にケガをしてからは調子が上がっていないようです。右横手投げで、巨人には少ないタイプの右投手です。

立岡内野手の1軍成績
2010年 1得点(代走か?)
 高卒で2008年ドラ2でソフトバンクに入団。走攻守そろった右の大型内野手として期待されている選手のようです。

感想
 ロメロと久米投手の交換について
 現状の力では、ロメロ>久米投手のように思いますが、ロメロは、外国人枠の問題もあって、巨人では出番が与えられそうにないのでソフトバンクに出してやるのは本人にとって幸せでしょう。ソフトバンクにとっても、某外国人大物投手の退団やファルケンボーグ投手の故障で外国人枠が空いていることもあり、戦力的にプラスになると思いますね。巨人にとって久米投手は、今すぐに必要という投手ではありませんが、ロメロより2才若いし、投手のバリエーションを増やすということで獲得したように思いますね。

 福元と立岡内野手の交換について
 現状ですぐ使えるかどうかということについては、福元>立岡選手だと思いますが、将来的なスケールの大きさでは、福元<立岡選手ということだと思います。巨人は、好打者タイプの内野手は、育成選手も含めると多数いるのに対し、大型の内野手の若手は少ないので福元を出して立岡選手を獲得したのだと思いますね。大田・中井と同年代だし競い合ってほしいと思います。

 総じて、即戦力を求めたソフトバンクと将来性を求めた巨人だと思います。個人的には良いトレードだと思います。


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