巨人の2012年ドラフト戦略-投手編
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元大阪爺
2012年08月09日 20:44 visibility557
夏の高校野球→ドラフトという連想が働き,早いですが,ドラフト戦略のために,現有戦力のチェックをしたいと思います.投手については,「レギュラー」は,現在1軍の選手です.「対抗」はレギュラーが出られないときに,すぐに2軍から上げられるであろう選手.「控え」は対抗選手に準じる選手,育成は育成選手です.また,カッコ内の数字は今年末の時点での年齢です.*のついた選手はけが人で,基本的に「控え」にしています.
レギュラー 対抗 控え 育成
先発 小山(23) 東野(26) 江柄子(26) 成瀬(20)
(右) 澤村(24) 小野(25) 笠原(21) 斉藤(22)
ホールトン(33) ゴンザレス(34)
宮國(20)
レギュラー 対抗 控え 育成
リリーフ 福田(29) 一岡(21) 林(21) 土本(27)
(右) 西村健(27) 野間口(29) 越智(29)* 土田(22)
田原(23) 久米(27) 久保(32)* 森(19)
朝井(28) マシソン(29)* 雨宮(25)
田中太(19)
真田(28)
レギュラー 対抗 控え 育成
先発 内海(30) 岸(25) 松本竜(19)
(左) 杉内(32) 今村(18)
レギュラー 対抗 控え 育成
リリーフ 山口(29) 金刃(28) 大立(25) 宮本(22)
(左) 高木康(30) 辻内(25) 須永(26)* 古川(27)
高木京(23) 星野(28)* 渡辺(20)
柴田(23)
右投手は先発もリリーフも余っている感じです.したがって,ドラフトでの補強の優先順位としては本来最も低いです.逆に,右投手から今オフに多くの戦力外選手が出ると思います.支配下選手では,久米・朝井・真田あたりはかなり危ないし,場合によってはゴンザレスや野間口も戦力外になる可能性があります.育成では,斎藤・土本あたりが危ないです.
左投手は,昨年のドラフトで大量に取った中から高木京が台頭したので厚みが増しました.先発の対抗馬が岸一人ですが,金刃・辻内を先発に戻すという手もあります.須永・星野のケガはありますが,控えには松本竜・今村・大立もいるので,ドラフトの優先順位としては余り高くはありません.先発型の即戦力なら一人取るのは悪くないという程度です.戦力外候補としては,支配下登録選手ではおらず(ケガの状況によっては,須永・星野の育成降格はあるかもしれない),育成では,古川・宮本・柴田が危ないです.
2010年,2011年と投手中心のドラフトだったので,左右両方で投手補強の優先順位は低いですが,諸般の事情から菅野を取りに行くことになるのが何となくもったいないですね.
整理すると,戦力的な観点からは,本来,右投手の補強は不要.左投手については,先発型で即戦力タイプ(社会人・大学卒)なら一人程度ならありという所です.まあ,右投手ですが,菅野が取れたら先発タイプなので,それ以外の投手の補強はないように思いますね.
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