昨日の試合の原采配

CS最終戦は、原監督の落ち着いた采配が光りましたね。

まずはスタメン。左の大野投手のスタメンが予想されたにも関わらず、2番:松本や5番:高橋由を動かさなかった。1番ー6番までは前日と同じスタメンでわずかにいじったのは古城を1塁に入れてセカンドに寺内を入れた事だけでした。打者の左右よりも前日の試合に出ている選手の勢いを優先にしました。結果として、左の大野投手ではなく右の伊藤投手が出てきてもショックはなく、むしろ「ラッキー」と受け止められたと思います。

次は2回の無死満塁のチャンスで寺内が打席の場面。私はてっきり左の代打だと思いました。石井は早すぎるにしても、小笠原でもボウカーでも良い。スタメン1塁の古城をセカンドに回して代打の選手を1塁にすれば良いのですから。でも原さんはあえて仕掛けず、寺内をそのまま打たせたらまさかの先制2点タイムリー。動くのが大好きな原さんが良く我慢したと思います。ここでも、左右や過去の実績ではなく、前日の9回裏に難しい場面でのバントを決めて気を良くしている寺内にかけたのが奏功しました。

最後は終盤の継投。ホールトンを5回で代えたので、澤村を2回投げさせるかと思ったら、山口に2回投げさせました。シーズン中に試合終盤は山口・西村に頼って勝って来たのだからCSでもそれを踏襲するという原さんの決意と信頼の表れでしょう。それに応えて苦手のブランコ・和田選手を抑えた山口も見事でした。
以上の采配については、原さんが選手としても監督としても様々な修羅場に立ち会い、勝ち負け両方の経験を豊富に持っていたからでしょう。今回の経験は選手たちにも大きな経験になった筈で、原さんのいうように一回り大きくなったと思います。

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