巨人の捕手・野手年齢分布と2014年ドラフト(2014年1月13日版)

巨人捕手・野手年齢分布(年齢計算は2014年末,参考:2013年12月22日の日記
青はレギュラー,緑は対抗,*は新戦力,()は育成選手,下線は左打者.

捕手
 昨年と比較すると,市川が抜けて小林が入った形になっている.
 大黒柱の阿部が35才.阿部の代わりの捕手などいる筈もなく,徐々に阿部への依存度を下げつつ他の野手に負担を分担させる方策を球団は考えたようだ.とりあえず,適度に阿部を休ませ,そのときにきちんと守れる若手捕手というので小林を獲得したと考えるべきだろう.「守備固めから若手を使う.」という例の原さんの発想である.ただ,捕手は,自軍の投手の球速・球種・性格を把握するだけでなく,相手チーム(セリーグなら5球団)の主要打者の長所・欠点・性格まで把握してリードしなくてはならず,アマでどんなに優秀な捕手でも,すぐに「守備固めの捕手」として使えるかどうかは私には疑問である.河野・鬼屋敷にも十分チャンスはあると考える.なお,すでに捕手はだぶつき状態で小林を獲得したばかりなので,ドラフトで捕手をとる可能性は低いと考える.
 
 
35:阿部
34:
33:實松・加藤
32:
31:井野
30:
29:
28:
27:
26:
25:小林*
24:
23:鬼屋敷・河野
22:
21:(芳川)

野手
 昨年と比較すると,支配下選手では,小笠原・谷・古城・脇谷・ボウカー・高口が抜けて片岡・アンダーソン・井端・奥村・和田恋が入った形になっている.
 小笠原・谷・古城といったベテラン野手が抜けたので,井端は入ってきたものの,野手構成は若干若返りした.昨年同様,左打の強打者タイプの野手が少ない.当面は,亀井・アンダーソンあたりに期待するしかないだろう.また,2013年ドラフトで高卒内野手を2人(和田恋・奥村)を取った上に,片岡・井端を獲得したので内野手がだぶつき気味なのに対し,外野手がやや高年齢化して人数も少ない.
 
39:高橋由・井端*
38:
37:
36:石井・鈴木尚
35:
34:村田・矢野
33:
32:亀井・アンダーソン*
31:片岡*・ロペス・寺内
30:長野・松本・隠善・横川
29:加治前
28:
27:
26:坂本・(荻野)
25:中井・藤村
24:大田・立岡・橋本・大塁・坂口
23:(青山*)
22:(和田)
21:(高橋洸)
20:辻
19:和田恋*・奥村*・(北之園*)

ドラフトでの今後の補強について
 左打ちの強打の外野手がいれば,是非獲得にいってほしい.松井秀や高橋由のような選手はなかなか出て来ないだろうが,かつての駒田(1980年ドラ2)や吉村(1982年ドラ3)や清水(1995年ドラ3)のような選手はいないものか.

 投手と合わせて整理すると,巨人の2014年ドラフトでは,ドラ1で大物高校生右投手(安楽投手か高橋光投手?)をねらい,外れ1位か2位以下で,強打の左打ちの外野手(良い選手がいたら教えてください)を狙うのではないかと予想します.

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