巨人ファンからの評価が低い高木康について考える
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元大阪爺
2012年12月01日 19:25 visibility466
高木康(30才)の成績
今年の成績:40試合43回2/3、3勝1敗6H、防御率1.44
参考1
2011年の成績:46試合36回1/3,1勝3敗12H、防御率3.72
2010年の成績:21試合24回2/3、1勝1敗3H、防御率1.09
以下オリックス時代
2009年の成績:6試合20回、1勝2敗、防御率4.95
2008年の成績:10試合15回1/3、1勝2敗1H、防御率8.80
2007年の成績:54試合55回、4勝3敗8H,防御率2.62
2006年の成績:21試合19回2/3、0勝1敗1H、防御率3.20
2005年の成績:8試合17回1/3、1勝3敗、防御率6.23
2004年以前の成績は略
参考2 高木康と入れ替わりにオリックスに行った木佐貫(32才)の成績
今年の成績:24試合152回1/3,5勝9敗、防御率2.60
2011年の成績:19試合72回1/3、2勝7敗、防御率4.60
2010年の成績:28試合174回1/3、10勝12敗、防御率3.98
以下巨人時代
2009年の成績:1試合2回2/3、0勝0敗、防御率10.13
2008年の成績:14試合74回、6勝5敗、防御率4.14
2007年の成績:26試合148回2/3,12勝9敗、防御率3.09
2006年の成績:3試合10回1/3、0勝3敗、防御率9.58
2005年の成績:14試合13回2/3、0勝1敗5S、防御率3.95
2004年以前の成績は略
木佐貫も高木康もトレード後に成績を向上させているのですね。トレード前は、両方ともしょぼい成績だったことを考えると、このトレードは明らかに成功ですね。今回トレードされた香月・阿南、東野・山本にも同様な効果を期待したいところです。
さて、高木康が巨人ファンに嫌われる理由を考えます。
1.山口と比較されてしまう。
かつて、阪神の久保田投手が、同僚の藤川投手と比較されてバッシングされたのと同じ構図ですな。図抜けて出来の良い投手と比較するのはかわいそうです。
2.出てきては四球を出して自滅するイメージが強い。
昨日取り上げた福田投手と同じで、急に制球を乱す癖があります。特にプレッシャーのかかる場面で・・・
3.(2002年ドラフトの自由枠投手で新人王もとった)木佐貫と比較してしまう。
まあ、私も木佐貫には思い入れが深かったのでこれはわからんこともないが、木佐貫もトレード前の成績はしょぼかったわけで・・
今年、高木康が好成績をあげた理由は、「難しい場面に投入されることが少なかった。」というのが一番大きいと思います。山口が絶好調だったことに加え、高木京の台頭により、負けている展開か大差で勝っているときの登板が多かったです。役割がはっきりしていてプレッシャーの少ない分、本来の特徴である長身(182㎝)からの角度のあるストレートと得意のカーブをうまく使えたということでしょう。
左腕で140km/h台(前半)のストレートを投げられる上に、カーブをカウント玉にも決め球にも使えるし、フォークやカットボールも投げられるので、辻内以下の若手左腕にとって、高木康の壁は結構高いと思います。今年のような使われ方をする限り、来年もそれなりの成績を残すのではないでしょうか。
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