巨人:矢野について―「二岡事件連座」のマイナスイメージをようやく払拭か―

矢野(32歳、2002年ドラ6、10年目)の
今年の成績:62試合、119打席、打率307、本塁打1、打点4、出塁率391、OPS787

参考
2011年: 53試合、116打席、打率252、本塁打1、打点11、出塁率283、OPS629
2010年: 42試合、  88打席、打率311、本塁打2、打点13、出塁率393、OPS866
2009年:   6試合、   9打席、打率111、本塁打0  、打点0、出塁率111、OPS222
2008年:   3試合、   8打席、打率000、本塁打0、  打点0、出塁率286、OPS286
2007年:103試合、178打席、打率291、本塁打7、打点29、出塁率354、OPS892
2006年:103試合、372打席、打率269、本塁打6、打点30、出塁率335、OPS711
2005年: 85試合、228打席、打率281、本塁打7、打点14、出塁率323、OPS751
2004年: 10試合、  18打席、打率281、本塁打1、  打点2、出塁率222、OPS667
2003年  :3試合、    2打席、 打率000、本塁打0、  打点0、出塁率500、OPS500

ドラフト下位の野手ながら、順調に試合数・成績を伸ばし、2006年にはライトのレギュラーを獲得したかと思われたがケガもあって成績が終盤は降下、2007年は谷の加入で打席数が半減するものの本塁打・打点は前年並みと引き続きレギュラーに近い場所にいた。しかし、2008年のシーズン前にまたもケガ。2軍にいるときに、二岡の不倫スキャンダル(二岡事件)の時に二岡と一緒にいたことがわかり、野球での真摯なプレーとは裏腹に、野球外ではおバカキャラであることを露呈した。2009年もケガで出遅れ、イースタンで結果をだしていても上げてもらえず、2010年も成績の割には使ってもらえず、「二岡事件」の影響とも思えた。2011年から試合に出してもらえるようになり、今年は開幕1軍入りが確実視されていたが、またも、直前にケガで開幕1軍を逃す。夏場に昇格して以降の成績は上述のとおりである。

 ドラフト下位の野手で、ケガとスキャンダル(おバカキャラ)があり、外部補強選手と戦いながらも、巨人で10年野手をやれてきたのは、矢野のプレーに実力に加えて華があり、それによる人気を球団が無視できなかったからだろう。ちなみに、ドラフト下位の選手で、10年以上巨人に在籍している野手・捕手は、ほかに鈴木尚と加藤のみである。

 どうやら「みそぎ」も終わったようだし、再びレギュラーに近い位置に矢野はやってきた。外野のポジションは、長野が確定だが、高橋由の全試合出場が難しいので、イメージ的に「1.5枠」空いている感じである。この1.5枠を、谷・松本哲・加治前・大田と来期は争うことになるだろう。入団以来つきまとっているケガだが、そのケガさえなければ、この空き枠を埋める最有力候補は矢野だと思っている。

おまけ
 「空気が読めない」ので、順境ではミスる一方逆境に強いという点では澤村に似ていて、ケガで出番に恵まれないという点では橋本に似ている気がする。ということで(アゴ骨折の)橋本は腐るなよ!

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