小笠原に引導を渡すのが巨人の他の野手の役目

小笠原が二軍キャンプスタートだが、｢キャンプがすべてではない｣といって黙々と練習をしているという。
それはその通りだ。キャンプが１軍でも、開幕時に１軍ベンチにいなければ意味はない。ただ小笠原は、昨年のキャンプの打撃練習でも神経質なくらい丁寧に打っていた。2010年に3割30本打っていた打者が、統一球の導入により、2011年は、2割4分で５本だったのだから当然だろう。でも、そのように準備したにも関わらず、2012年の成績は2011年の成績すら大幅に下回った。

それでも小笠原が今年も現役にこだわるのは｢このままでは終われない。｣という本人の気持ちに加え、小笠原の成績を大きく上回る１塁手が昨年の巨人にはいなかったからだろう。巨人がチームとして強くあり続ける為には、小笠原に引導を渡す選手が出てくる必要があると思う。