巨人2014年オフ戦力外予想 捕手・野手編(7月20日版)
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元大阪爺
2014年07月20日 17:17 visibility3364
全般的な状況
・去年支配下→育成となった選手は,7月までに上がらないとオフに自由契約となる.
・育成選手の契約は原則3年なので、育成3年目の選手はオフに戦力外になる可能性がある。
・小林が第2捕手の位置づけとなり,実松まで2軍にいる状況で捕手が余っている.
・最近2年のドラフトで若手内野手を複数取ったことに加え,昨年オフに井端・片岡を獲得したので内野手がだぶついている.
・橋本を除くと,一軍の外野手の高齢化が進んでいる.
年齢は2014年末時点で計算。
*は育成、**は育成3年目または昨年支配下から育成になった選手.
太字は左打ち,赤字が戦力外候補.
・捕手年齢分布
(戦力外候補:支配下2名,育成1名)
21:芳川**
22:
23:鬼屋敷,河野
24:
25: 小林
26:
27:
28:
29:
30:
31:井野
32:
33:実松・加藤
34:
35:阿部
戦力外候補の捕手
芳川(育成3年目,21才,右打ち)
イースタンでも捕手が余っているので主に3軍での起用になるのは仕方がないが,3軍でも捕手以外に内野や外野を守らされたりしている.これが,捕手が余っていることによる一時的なことなのか,捕手としてはすでに見切りをつけられてコンバートを模索しているのか,選手としても見切りをつけられて単に便利屋としてつかわれているだけなのかが分からないので戦力外候補にいれた.茶柱さん一押しの選手なので大丈夫と思いたいが・・・
井野(31才,右打ち)
第2捕手の実松の保険としてトレードで獲得した捕手だが,小林の台頭で実松自身が第3捕手以下となってしまい存在価値を失った.2軍での起用をみる限り,加藤はもちろん,鬼屋敷や河野よりも評価が低いように見える.捕手の中で,一番戦力外になる可能性が高いと見る.
加藤(33才,右打ち)
加藤は戦力外というよりトレード候補としてあげた.阿部が第1捕手,小林が第2捕手,第3捕手(緊急時の捕手)は寺内(!)ということになって,実松まで2軍降格という状況で加藤の巨人における存在価値は下がる一方である.実松と加藤の実力は同程度と私は考えるが,実松は2015年までの複数年契約が成立しているので,出されるとすれば加藤であろう.加藤は,捕手に苦労している球団なら1軍の第2捕手位にはなれる力をもっているので,加藤にからんだトレードというのは今後十分あり得ると思う.
内野登録野手の年齢分布
(戦力外候補:育成2名,支配下1名)
19:和田恋・奥村・北之園*
20:辻
21:高橋洸**
22:和田凌*
23:
24:大塁・坂口
25:中井・藤村
26:坂本・荻野*
27:
28:
29:
30:
31:ロペス・寺内・片岡
32:
33:
34:村田
35:
36:石井
37:
38:
39:井端
戦力外候補の内野手.成績は,断らない限りイースタン公式戦での(打率/出塁率/本塁打/打点).
高橋洸(昨年に支配下→育成,21才,右打ち, 28試合167/286/0/1)
上述のように内野手が余っていることに加えて,辻(67試合256/2/21)・奥村(61試合243/2/19)といった選手の成長が著しく高橋洸の居場所がない.立場的には和田凌(60試合281/2/14)も一緒だが,和田凌は,今季,打撃の著しい進歩が認められるので戦力外になるとすれば和田凌よりも高橋洸だろう.
荻野(育成,26才,左打ち,1試合0/0/0/0)
年齢が上の分,高橋洸より条件は厳しい.イースタンでも今季は1試合しか起用されていない.
石井(36才,左打ち,43試合299/440/0/6)
指定席の左の代打枠を高橋由が占めたことに加え,セペダ獲得のあおりも受けた選手.ただし,二軍43試合84打席で打率299に加え17四球を選んで出塁率は440という結果はすばらしい.しっかり準備ができている印象で夏場にチャンスが与えられるだろう.その時に結果を出せれば残留となる.
外野登録野手の年齢分布(両打ちは下線)
(戦力外候補:支配下4名)
23:青山*
24:大田・橋本・立岡
25:
26:
27:
28:
29:加治前・横川
30:長野・松本哲・隠善
31:
32:亀井・アンダーソン
33:
34:矢野・セペダ
35:
36:鈴木
37:
38:
39:高橋由
加治前(29才,右打ち,47試合269/360/3/14)
プロ初打席サヨナラ本塁打男も7年目.右の代打として矢野の次に位置づけられる選手だが,今季は,矢野が落ちたときは中井が上がったように居場所がさらになくなった.1つ1つの打席を大事にする姿勢が伺えて好きな選手である.次の隠善同様,外野手層の薄い球団なら,1軍の控え外野手には十分の力を持っているのでトレードに出してやるべきだろう.
隠善(30才,左打ち,32試合299/340/1/13)
イースタンでは安定して3割を打てるバッタ-.守備もまずまず打撃もまずまずだが,加治前同様アピールに欠ける. 守備では松本,打撃では横川に負ける.しかも,原さんの目は,6才下の橋本に行っている.加治前同様,トレードに出してやるべきだろう.
セペダ(34才,両打ち,4試合500/500/0/0)
キューバの至宝も,日本の投手の攻めに翻弄されて二軍落ち.二軍では格の違いを見せつけて5割の打率を残すも,レフトしか守れない上に下手ということで使い勝手の悪い選手.もう一度一軍に上げると思うが,そこで結果が出なければ(純粋に戦力的に考えれば)オフに解雇だろう.
高橋由(39才,左打ち)
抜群の人気を誇る巨人生え抜きのスーパースター.今季の1軍成績は,主に代打で起用されて,50試合71打席で241/352/2/18.最近5試合では6打数4安打1本塁打7打点の爆発ぶり.代打でなら,まだ十分やれるが,本人のプライドがそれを許すかどうか?シーズン終了後に自分の成績に納得がいかなければ自分の意志で引退するだろう.それが許される選手でもある.
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