甲子園での「開幕」を前に:坂本と松本について
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元大阪爺
2010年04月06日 09:02 visibility70
・坂本について
9試合で42打数19安打3本塁打7打点3盗塁の坂本ですが、まだ四球が0です。オープン戦から出塁率が今一つで、原監督に「打席が淡泊だ」と言われ、ヤクルトとの開幕3連戦でも、ファーストストライクをガンガン打ちにいって、本塁打は2本打ったもののヒットはその2本だけで14打数2安打でした。開幕前から本人が「1番として出塁率にこだわる」と言ってましたし、原監督の苦言を考慮すれば、普通は「ボールをじっくり見ていこう」という方向に変わる筈ですが、相変わらず打ちに言って・・・ドツボにはまるどころか四球0のままヒットを量産し立ち直ってしまいました。四球の少ない一流の1番打者というとイチローが有名ですが、イチローは卓越したバットコントロールに加えて左打者で俊足なので内野安打を稼げるという利点を持ちます。右打者の坂本が今の姿勢をどこまで続けられるか楽しみにしています。なお、坂本は実質1年目の2008年は10盗塁でしたが、2009年は5盗塁でした。たぶん腰痛のために2009年は盗塁を自重したのだと思います。今年は、早くも3盗塁でこちらの方もどれくらい数を増やせられるのか期待しています。
・松本について
32打数16安打の5割(リーグ3位)で7盗塁(リーグ1位)の松本ですが、本塁打は0です(まだ、1軍の公式戦で本塁打を打ったことはありません)。にもかかわらず、リーグ8位の長打率(.688)となっています。ちなみに、新人王を取った昨年の長打率は.328に過ぎません。長野の加入に刺激を受け、オフとキャンプの間に筋力をつけバットを振り込んだ結果、強い打球が外野に飛ぶようになった結果だと思います。松本が目標とする赤星選手と同じ道を歩んでいるようで楽しみですね。
原監督は、以前から、「甲子園で力を出せてこそ本物」という趣旨のことを繰り返して語っています。甲子園で二人が「本物」の証を見せてくれることに期待しています。
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