巨人：エドガーと李の力関係できまる野手戦争 (1/12, 95230,22)

外国人選手枠は４名。その内，投手枠も野手枠も最大３名。巨人の場合は，Dゴンザレス・グライ・クルーン（補欠：オビスポ）で投手枠３名を締めますから，野手枠は１名。李は新加入のエドガー（ゴンザレス）内野手と残り１枠を争いますが，それが他の野手にも波及します。相当複雑になるので，できるだけ単純化して表します。

チーム内競争を首脳陣は重視していて，レギュラーが固定しているのは，捕手：阿部，ショート：坂本，レフト：ラミレス，1塁か３塁で小笠原，1塁か外野で亀井の５名のみだと思われ，昨年新人王の松本すら危ないというのが実情です。

 下記では，李の実力を悪くても打率2割3分，本塁打15本，出塁率3割と考えます。また，，内野中堅：古城・脇谷，内野若手：大田・中井・寺内・円谷等，外野ベテラン：谷・高橋，外野中堅：矢野・工藤，外野若手：松本・長野等とします。

1)エドガー＞李の時。この時点で必然的にエドガー＞内野の中堅・若手なので2塁レギュラーはエドガーで決まり。

1-1) 外野若手＞内野若手の時。亀井を1塁にして外野の空きを２枠にする。

2塁：エドガー

1塁：亀井

３塁：小笠原

外野空き２枠：ベテラン・中堅・若手で競争

1-2) 内野若手＞外野若手の時，亀井外野，小笠原１塁にして3塁をあける。

  2塁：エドガー

1塁：小笠原

３塁：内野若手から一人（中井か大田？）

外野空き1枠：ベテラン・中堅・若手で競争。

＊小笠原の守備の負担を下げて，大田を使いたいのなら，このケースがベストだろう。原さんの発言ではこのケースを希望しているように見える。つまり，李はもはや構想に入っていない？！

2）李＞エドガーの時。この条件では李が1塁亀井を抜けるかどうかは不明なので場合分けが増える。

2-1）李＞亀井の時。亀井が外野に回って外野の空き枠は１つ

１塁：李

2塁：内野中堅または（大田以外の）内野若手

3塁：小笠原

外野空き1枠：ベテラン・中堅・若手で競争。

2-2）亀井＞李

2-2-1）外野若手＞内野若手の時，亀井が１塁で外野の空き枠が２つ。

1塁：亀井，李は控え

2塁：中堅または若手

3塁：小笠原

外野空き2枠：ベテラン・中堅・若手で競争

2-2-2）内野若手＞外野若手の時，小笠原１塁，亀井が外野に回って内野の空き枠は２つ，外野の空き枠が１つ。

1塁：小笠原，李は控え

2塁：中堅または若手

3塁：若手から一人（中井か大田？）

外野空き1枠：ベテラン・中堅・若手で競争

エドガーの実力次第ですが，2-2-1のケースが一番ありそうに思います。こうしてみると，大田（内野）と長野（外野）の両方がスタメンというケースは難しそうですね。若手は，同じポジションだけでなく他のポジションにもライバルがいます。また，李の立場は風前の灯火です。