ゴンザレスの時に打線がよく打つ理由 (31570,81,809)
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元大阪爺
2009年05月29日 18:37 visibility112
5月5連勝のゴンザレス.34回2/3を投げて防御率1.56.スコアを振り返ると
5/3 対阪神 4-0 (初登板、初先発)
5/9 対中日 3-1
5/15 対広島 5-2
5/22 対楽天 12-2
5/28 対ソフトバンク 8-2
となっていて、打線の援護が得られていることがわかる.
その理由は、四球がないことに加え、ゴンザレス自身の意欲的な走塁と野手のエラーでできたピンチに失点していないことがあると思う.
走塁は、目前のゲームにいかに真面目に取り組んでいるかが即座にわかるものだ.投手の必死の走塁が、いかに野手を鼓舞するかは、広島の広池投手の有名なブログにも書かれている.5/3の阪神戦で、1-0でリードした5回に1死からヒットででたゴンザレスは次の松本のライト寄りの中前安打で一挙にサードまで走った.体がでかいので、走る姿は迫力満点で鮮烈なプレーだった.結果として松本もセカンドまで行けたので1死2・3塁のチャンスになった.2死後、小笠原のタイムリーで決定的な2点が入ったが、後のインタビューで「ゴンザレスの走塁を見て絶対に打ちたいと思った.」と小笠原が語っている.昨日の試合でも、2-0でリードした3回裏、ボテボテのサードゴロを全力疾走の内野安打にした.それが、坂本の2塁打をよび、その後の2点の追加点となっている.
野手がエラーすると投手はガックリきてよく失点する.エラーして一番責任を感じているのは野手だから、そこで投手が踏ん張ると、野手の気力は倍増する.5/15の広島戦、5/22の楽天戦、昨日のソフトバンク戦と、いずれも序盤で野手のエラーからピンチを招いたが、ゴンザレスは全部抑えていて、その直後に攻撃陣は点を入れている.
中南米では、有能な選手はまず野手をやるとかで(日本なら投手だよね)、ゴンザレスも野手の経験がかなりあるらしい.だから、野手の気持ちがよくわかるのだろう.逆に言うと、(打線の援護が得られていない)内海や東野は、自分たちにも原因があるということを知って反省して欲しい.
ヤクルト時代のゴンザレスは、球威はあるものの、ランナーが出るともろかった.巨人に来てオープン戦でも同様な傾向があったが、今はそんな所は微塵もない.左打者に弱い欠点もあったとのことだが、巨人のファームで(左打者用に)チェンジアップを磨いたのでそれもなくなったとのこと.本人の努力が一番だろうが、巨人の育成能力も大したもんだ.5連勝という結果そのものより、先発投手と打撃陣のこれほどの信頼関係は、斉藤雅がエースの時以来のような気がする.
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