CSファイナルステージにおける1勝のアドバンテージの効果

確率の問題として以前解いたことがあります.詳しくは,こちらをご覧ください.一位チームをA,CSファーストステージを勝ち上がったチームをBとし,AとBチームの勝負は互角(つまり,どちらも勝つ確率は0.5=50%)として引き分けを考えないと,


Aチームの勝ち抜く確率はおよそ66%,Bチームの勝つ確率は34%となります.「下克上確率」は34%.単純に考えると,3回CSをやると2回はAチームが,1回はBチームが勝ち抜きそうですね.

 で現実はどうかというと,アドバンテージつきのCSが始まったのが2008年からで,両リーグを合算すると2013年まで12回CSファイナルステージが行われたことになり,その内Bチームが勝ち抜いたのは2010年のロッテのみです.下克上確率は1/12で8%.

 「下克上」は難しいってことです.従って、もし、それを成し遂げたチームが有れば、そのチームは日本シリーズに出場するのにふさわしいチームだと思います。さて,今年はどうなりますか・・・

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