☆マンモス校より小規模校は不利なのか?







「チーム競技である野球の場合も、やはり小規模校が不利だろう」という仮説を立て、検証したデータをみつけた。


全国学校データ研究所編『全国学校総覧2002年版』(原書房)という本から、2001年選手権大会の地区予選でベスト16に進んだ高校の生徒数を下記のように調べ、全国49地区のベスト16進出校(計784校)の392試合の勝敗を検証している。











例)


東東京


  986人 江戸川
1,316人 岩倉
1,049人 日大一
  902人 帝京
  973人 城東
1,714人 関東一
  742人 世田谷学園
1,409人 安田学園
  674人 高輪
  990人 両国
1,047人 成立
1,388人 駒場学園
1,213人 正則
1,414人 青山学院
  731人 雪谷
  532人 芝浦工大 

















大阪


1,483人 大阪桐蔭
  868人 上宮太子
1,053人 東海大仰星
  948人 渋谷
2,003人 上宮
  962人 桜宮
1,308人 清教学園
1,343人 履正社
  712人 成城工
  710人 大体大浪商
  958人 八尾
  764人 島上
1,537人 初芝
1,369人 阪南大
3,057人 近大付
1,421人 都島工


































ベスト16進出校の規模別勝敗の結果は以下の通りとなった。












 生徒数           勝敗・勝率
       〜299人   5勝16敗.263
    300〜499人  27勝37敗.422
    500〜699人  49勝56敗.467
    700〜899人  80勝96敗.455
  900〜1,099人 94勝101敗.482
1,100〜1,299人  71勝54敗.568
1,300〜1,499人  28勝17敗.622
1,500人〜       38勝17敗.691


















392試合のなかに、両チームの生徒数が同じというケースが1例だけあり、これを除いた391試合では、生徒数が多い方の高校の勝敗が226勝165敗、勝率は.578であった。
両校の生徒数に2倍以上の開きがあるケースは88試合あり、生徒数の多い高校は62勝26敗、勝率.705と驚く結果であった。











小規模校は不利であることが証明された?


宮城の2強(東北、仙台育英)が強い理由のひとつに、マンモス校だからとも言えそうである。



















以上です。




































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