ローマのスタジアム。

ローマにもスタジアムはいくつかあるけど(一番有名なのはコロッセオ!)、今回レビューするのはITALIA90ファイナルの舞台となったオリンピコ。個人的には海外で初めて試合を観た会場なのでとても思い入れがあります。写真は一番最後に見た試合。2002年の冬の日。ローマがバルセローナを3-0で粉砕したゲームです。その2年後にも大して用も無くスタディオへ行きましたが(散歩)、気になった点はトラムの路線番号とかが変わってたくらいですね。

 

過去にはスタディオ・チェントミラ(10万人スタジアム)と呼ばれていたこともあったそうです。実際にはそんなに入らないんですがね。そういえばASローマの選手が入場してくるときにファン全員が歌う「ROMA ROMA」にもダスタボチェナスチェ、ウンコロソチェントミラボチ、ファトナモラ〜♪(ひとつの声から10万人の声が生まれ、俺たちは恋に落ちる〜♪)ってフレーズもありました。

 

ほんと凄いよね。この合唱は。

日本だとこういう恥ずかしいフレーズの歌ってゴール裏の連中しか歌わないじゃない?

フクアリだって「共に歩もう〜この時を〜♪」なんて歌ってるのはゴール裏でもほんの一握りだよ。

 

でもオリンピコは360度。ほんの片隅に追いやられたアウェイの数パーセントを除いてみんなで大合唱。おじいさんも、若者も、女性も、子供も、おばあさんも。みーんな。

 

試合内容よりそっちのほうがずっと記憶の中に残ってる。

本当にみんながこのクラブを、この街を愛してるんだなって。このスタジアムでカルチョを観ることの喜び、今このクラブがここにあることの喜びがひしひしと伝わってくるのです。

 

変な話だけど、「だから」僕もその日から市原をもっともっと好きになってったのです。ここへ来る前からTVや雑誌でASローマを目にしただけで「僕はロマニスタです」なんてふれまわってたけど、そんな自分がおこがましく思えて、恥ずかしくて、もうそんなコトバを吐くのはそれ以来やめました。誇りを持って市原のファンですって宣言すればいいじゃんって。トッティはいなくともナカニシやムトーが僕らの街にはいるんだって具合にね。改心してそれ以来ずっと観にいける試合は全試合行ってるよ。

 

スペイン階段からちょっと歩いてポポロ広場へ。地下鉄に乗ってもわずか1駅。(フラミニオ駅)

ここからトラム2号線でマンチーニ広場へ。トラムの始点と終点なので分かりやすいですな。

フラミニオ街道を一直線に北へ走るこの路線は、昔は2号線じゃなくて、225号線として走ってましたね。

 

車窓の途中、左手にはスタディオ・フラミニオが見えます。ムッソリーニが作らせたPNF(国家ファシスト)スタジアム。ここも改修されてまだまだ現役で使われてます。コンサートとかも良くやってるみたいだよね。

 

マンチーニ広場からティベレ河に架かる橋を渡る前にスタディオの独特の形状をした白い屋根が正面姿を現します。そんな感じなので市の中心部からのアクセスはそれほど悪くないと思います。

他にもバスはいろんなところから出てます。マンチーニ広場がバスのターミナルも兼ねていますので。

テルミニ駅からは910番が直通だったはず。変わってるかもしれないので確認してみて下さい。

 

Va a olimpico? (バアオリンピコ?) でオリンピコへ行きますか?です。

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