ミラン久しぶりの勝利!来季CL出場へ大きく前進!!
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kakapato227
2010年05月02日 19:10 visibility93
2試合連続の敗退でスクデット争いから脱落したミラン。負けた相手は4位サンプドリア、5位パレルモ。勢いのある若いチームに負け、最低条件の来季のCLストレートインにも黄色信号が灯っていた。絶対負けられない試合。それが今日のフィオレンティーナ戦だった。
対するフィオレンティーナもここ最近は絶不調。CL予選をまさかのグループ首位で通過したところまではよかったが、CL本戦でバイエルン相手に不本意の敗退がその後の不調を招いた。やはり、リーグ戦とCLとの二足のわらじは中堅チームには難しいのだろう。シーズン終盤にきてこれまでのつけが一気にまわってきたというところだ。
一方ミランもケガ人続出という状況でリーグ終盤戦を戦っている。ここ数試合のパフォーマンスの低下はいたしかたない状況だった。パト、ネスタ、ベッカムの離脱。ザンブロッタもようやく戦線に戻ったばかり。2軍とは言わないが、1.5軍の現状でよくぞ3位に持ちこたえているといっていい。
今日の試合は久しぶりに現状考えられるベストメンバーで臨むことができた。特に良かったのはロナウジーニョとセードルフ。左サイドを起点にして次々とチャンスを演出した。本来のプレーゾーンとはちがう位置に配置されたフンテラールもよくがんばった。特に前線から守備の意識を高くし、積極的に動く姿勢に、現状を打開したいという気持ちがよく現れていてた。
守りでは中盤のピルロ、アンブロジーニのプレス、チアゴ・シウバの負けない一対一、ハバッリの経験を活かした守備がフィオレンティーナにつけいる隙を与えなかった。
しかし、フィオレンティーナもがんばり、どんなに崩されても最後の最後でミランの猛攻をよく食い止めた。後半60分では、ロナウジーニョの強烈なフリーキックをフレイが見事に止めた。
後半70分を過ぎ、それまで不動の姿勢を守っていたレオナルド監督がとうとう動く。インザーギとマンシーニの二人を同時にピッチに送り込んだ。このレオナルドの積極的な采配が功を奏した。ロナウジーニョのスルーパスに反応したインザーギがペナルティエリアで粘り、そのルーズボールをボリエッロが拾ったところでフィオレンティーナはたまらずファアル。PKを獲得した。キッカーはロナウジーニョ。ゴール左すみに思い切り蹴りこんだボールはフレイの指先をかすめゴールネットを揺らした。
結局これが決勝点となり、ミランは逃げ切った。来季のCLストレートインに向けて大きく視界が広がる勝利であった。
活躍したロナウジーニョは、
09-10シーズンもあと2試合。次節退場になったアンブロジーニが出場できないが、もしかするとパトが戻って来られる可能性もあるという。最後の最後まで気を抜かず勝利を目指してほしい。
- 事務局に通報しました。
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