レヴィーの誤算

  • けん坊
    2008年08月11日 07:32 visibility34

レヴィーとは、昨季途中からセレッソ大阪を指揮しているレヴィー・クルピ監督のことです。
9日の湘南戦後に「(日本・日本人)選手一人一人の問題」というようなコメントをしています。
(J's GOALより)http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00069466.html

前半終了間際に通訳のガンジーさんこと白沢敬典が退席処分になったので、試合後は長谷川強化担当が通訳したことにより、思ったことがキチンと通訳されているのかは疑問ですが…。

Q:自信を取り戻すために、どう取り組みますか?
…と、いう質問に対して以下のように答えています。

「日本全体にも言えると思いますが、ひとつは個々の問題もあると思う。個人がしっかりと自分の状況を捉えて、乗り越えるのは自分自身だということを本人が気付くことが大事。そういう話をしていきたい。もうひとつは、選手一人ひとりが謙虚になることが大事。なぜいま悪いのか、しっかり自分で分析する。そして次に向けて、出口を見つけるのは君たちだよということを彼らに言ってあげたい。それは日本全体に言えると思います。いい試合があれば突然変わることもある、そういった気持ちが日本人にはあるのではないかと思います。結局これを打破できるのは個人、一人ひとりでしかないと思います」

最初は「何を今さら…」と思いましたが、セレッソが崩壊しつつある原因がここにあるような気がしてきました。つまり、レヴィーは選手を「自分の価値観での一人前のプロ」と誤解していたのです。

彼が今まで見てきたサッカー選手やプロと、自分が率いている選手とは姿や形こそ似ているが、その本質においてまったく異質なものということを彼が分かっていなかったのです。

つまり彼の価値観では「プロとして当然に持っているもの」を、セレッソの日本人選手は持っていないということだと思います。「”己に克つ”という価値観」は、今の日本にはないと思います。

レヴィーが監督を続けるのであれば、表現は悪いかも知れませんが「何かを理解させよう」とかいう回りくどいやり方では時間がないと思います。選手は監督が想像しているよりもずっと、自分に甘いです。

悲しいことですが「プロとして」扱うのは、やめるしかないと思います。
それほど、今のチーム状態は厳しいものだと思います。

選手からはよく「セレッソは選手同士の仲が良い」というコメントを見たり、聞いたりします。
ボクからすれば「なぜ、仲の良い職場なのに、いい仕事が出来ないのか?」が不思議です。
つまり仲が良いのにJ2に落ちたり、J2でも勝ったり負けたりしているのは、なぜなのかということです。

Jリーグのクラブというのは、プロの集団です。つまり職業としてサッカーをしています。お仕事です。
良い仕事をして、初めて仲良く楽しい職場になるわけです。仕事が無茶苦茶なのに仲が良いなんてことはあり得ません。それは仲良しクラブです。プロではありません。みんな自分に甘いと思います。

「人はあたえられた命を、自分のために使うために生きている」と思います。
まずは、自分に対して恥ずかしくない生き方をして欲しいと思います。

レヴィーは誤算に気づいたと思います。
なので、監督のやり方次第では、まだまだ昇格の可能性があると思います。

監督はどうするのか?!
レヴィー監督の人生観と価値観が問われているような気がします。

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