週末は神戸へ…。

20日16時キックオフの神戸vs横浜FC戦を観戦予定です。
昨年は、両チームともJ２に所属していましたので、神戸ウイングスタジアムで２試合ありました。

その２試合とも観戦しましたが、11／18の天王山ともいえる対戦で、神戸は１−２と敗戦。
その後、神戸は５戦あったゲームを１勝も出来ずに、入れ替え戦になりました。

結果は見事なJ１昇格となったわけですが、今から思ってもやはり、あの横浜FC戦は終盤の分岐点だったと思います。

そして、あれから11ヶ月…。
このような状態で再び相まみえるとは誰が想像していたでしょう。

１年でのJ１復帰を果たした最大の功労者といっても過言ではない三浦（淳）選手は、なんと横浜FCに在籍しています。但し、移籍の際の契約によって20日は出場することが出来ません。

この試合の結果と他チームの結果次第では、横浜FCは降格が決定してしまいます。
神戸としては、昨年しのぎを削りあった良きライバルに引導を渡してしまうことになるかもしれません。

しかし、ボクの勝負哲学によれば、この一戦こそ神戸は何としても勝たねばならない一戦になります。
「自分にとっては消化試合。（※注）しかし相手には進退のかかった一番という時には何が何でも勝たねばならない」と、いう哲学です。
これは、将棋界の元名人・米長邦雄氏の著書「人間における勝負の研究」からのものです。

そうすることが、勝負そのものの質を高め、それは自分自身が生きている世界と真正面から向き合い、己と相手を認め、それに打ち克つことだからです。
それが、自分自身を一番大事にする行為だという考えです。

※注…残念ながら、まだ神戸にとっては消化試合ではありません。今節は、神戸にとってもある意味、進退がかかっているといえます。

いずれにしても、そうした「運命の瞬間（とき）」を観ることができるのも、貴重なことだと思います。

セレッソを応援していますが、セレッソが2005年の優勝を逃した瞬間も、2006年のJ２降格の瞬間も生で見ることが出来ました。2005年の神戸のJ１でのホーム最終戦も見ました。

昨年、一昨年と、ともに神戸のキャプテンを務めながら横浜FCに移籍した三浦（知）・（淳）両選手。
そして、昨年セレッソで頑張ってくれていた、山田（卓）選手…・。

もし、横浜FCが降格してしまうと、山田（卓）選手は「３年連続降格」になってしまいます。

20日が神戸にとって、横浜FCにとって、そしてボクにとって、どんな日になるのか、ホムスタにどんなドラマが待っているのか、期待して出向きたいと思います。