熊本のなでしこたち




今週末26日(土)に、プレナスなでしこリーグの第7節「INAC神戸レオネッサvs岡山湯郷Belle」が、熊本県民総合運動公園(KKWING)で開催されます。

 









 

多くのなでしこ日本代表を抱える両チームの試合が生で見れるとあって、熊本では盛り上がっているようです。

 




 

ただ一つ残念な知らせが…

 

 

INAC神戸の新人FW京川舞選手(18)が、5月13日の伊賀戦で左膝を痛め、前十字靱帯断裂と内側側副靱帯損傷、内側半月板損傷で全治最低6カ月と診断されたと先日発表されました。

 




 

京川選手は、常盤木学園高(宮城県)から今季加入し、今春の国際大会アルガルベカップでは日本代表に初選出されるなど、今後を期待されていただけに、非常に残念な怪我での長期離脱となりました。今後は手術を受け、復帰を目指すことになると思いますが、険しいリハビリの道のりが待っていそうです。

 




 

私自身、前十字靱帯断裂と内側側副靱帯損傷、内側半月板損傷と京川選手と同じ逆の右膝を痛めた経験があるだけに、その痛みと辛さがよく分かります。

 




 

今夏のロンドン五輪とU-20女子W杯(日本開催)の代表入りは絶望的となりましたが‥将来、澤選手を超える世界を背負って立つプレーヤーになるための充電期間となるように‥また怪我の光明だったと復帰後は話せるように、しっかりリハビリを頑張って欲しいと願います。

 

 

 

京川選手も楽しみな選手の一人でしたが、他にも代表クラスのタレント選手がズラリといます。強豪同士の対決、どんな試合展開になるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

他に熊本県内でも「なでしこフィーバー」の影響が起きているようです。

 




 

本年度から高校全国総体で、「女子サッカー」が正式採用されることになり、それに伴って県立松橋高校でも「女子サッカー部」を新設することになりました。

 




 

現在、熊本県内では宇土鶴城中と菊陽中の2校にしか中学校には女子サッカー部がなく、県内の小学校でプレーしていた女子はサッカー部がないために、他県か他のスポーツに流れてしまっているのが現状でした。

 




 

今年は、女子日本代表「なでしこジャパン」の活躍に刺激を受けた他競技からの転向者が続々と集まり、宇城地区にある宇土鶴城中女子サッカー部には、本年度12名の1年生が入部(昨年の入部者は1人)した。宇土鶴城中女子サッカー部は1968年に県内初の女子部として発足し、現在は県リーグ女子1部に所属、クラブチームや高校生と試合をしている。今後は、今春発足した松橋高校の女子サッカー部とも練習試合などで交流し、スキルアップを目指すとのこと。

 

 

 

 

また、先週末に行われた第24回九州なでしこサッカー大会では、益城ルネサンス熊本フットボールクラブが準決勝で大分トリニータレディースを3-0、決勝では鹿児島神村学園高校を1-0で下し、優勝しました。

 

 






 

 

 

 

昨年度、なでしこフィーバーの追い風で私の指導する「長洲中学校サッカー部」にも中途変部を希望する女子生徒がいたと聞きます。嬉しい話でしたが、ただでさえ生徒数が少ない小規模校のため、その女子生徒(ほとんどが3年生)が抜けては当初入部している部活動に迷惑がかかるということもあって、「今の部活動で頑張るように」と説得したと顧問から報告がありました。

 

 

 

しかも、根本的な問題が…

 

 

 

男女平等が謳われているこのご時世に、なぜか長洲中学校サッカー部には「男子サッカー部」とされているようです。たぶん現在も…

 

 

 

過去に何があっていたのかは分かりませんが、男子に限定されていたがために、活動が厳しくなった年もありました。

 

 

 

昨年度は、3年生(現高校1年生)が引退する秋口から10名で活動することになりましたが、さらに遡ること4年前‥9名での活動を余儀なくされた時期がありました。この年は、7名(負傷欠場2名)で出た大会で勝利するなど‥思い入れの深い年でした。

 

 

 

この時、才能ある女子選手が2名(双子)2年生にいましたが、中学校入学時(5年前)にサッカー部に入れず、近隣の女子クラブチームに所属しながら高校でサッカーをするため陸上部に入部していました。

 

 

 

彼女たちが3年生になり、サッカーをするため進学を考えた時‥熊本県内には受け皿がなかったため、二人とも鹿児島の強豪高校を希望、合格し入学するまでの間、練習生として長洲中サッカー部に顔を出して、試合にも出場させていました。

 

 

 

本当に2人が入部できていたらと残念がっていたのを覚えています。

当時の男子よりも上手かった(笑)

 

 

 

宇土鶴城中や菊陽中のように、長洲中学校でも女子部を作ることは難しいとしても、チーム登録はクラブチームで行い、サッカー部員として平日のトレーニングや週末の練習試合には参加できる受入体制(受け皿)を整えることも、今後の課題ではないかと思います。

 






 

 

 

最後に余談です‥もし女子に限らず、何かを始める時には下記と同じことにならないように…きむさんの詩(上)にもある『最後まで根気を持って挑戦を』やり遂げて欲しいです。

 

 

 

 

私が小学校でサッカー部に所属していた当時は、キャプテン翼の全盛期でしたv('∀`)v

 

 

その影響からか5年生のある日、女子生徒が十数名で職員室の顧問の元へ「女子サッカー部を作りたい」と言い出し駆け寄っていました。先生もその勢いに押されたのか本当にサッカー部ができました。

 

 

と思いきや…練習の辛さや難しさからか、急速に熱が冷め…1ヶ月後には一人二人と練習を休み始め、いつの間にか廃部になったことを思い出しますw|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!

 

 

男子全員で「何だったんだ…女心って難しいな( ̄へ ̄|||) ウーム」と話していた横で、先生が一言…

 

 

 

「ユニフォーム注文してるのに(ノ_-;)ハア…」

 

 

 

後日そのユニフォームは男子サッカー部のサードユニフォームとなりました( ̄∀ ̄*)イヒッ

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