#215 UEFA EURO 2012  欧州サッカー選手権 決勝








































































































 


24日間に渡って行われてきた『ユーロ2012』は、今日「スペイン」vs「イタリア」という大会屈指の好カードで決勝戦が行われ、大会は閉幕しました。


 


 


スペインは史上初となる大会連覇と、2010年ワールドカップも含めた主要国際大会3連覇がかかっており、対するイタリアも勝てば1968年大会以来44年ぶりの優勝となる注目の一戦となりました。

 




































 


どちらが優勝しても記録のかかる名勝負に、全世界が釘付けになったことでしょう!(◎_◎✨


 


 


 






































































































 


 


3週間前、この両者は大会初戦で顔を合わせ「1-1」で引き分けており、あのゲームがここまでのところ本大会のベストゲームではなかったでしょうか?


 


 


その“王者スペイン”と“新生イタリア”の両チームがトーナメントを勝ち抜き、決勝戦という大舞台でリターンマッチを繰り広げました。



本大会でスペインが許した失点は、僅か「1」‥初戦のイタリアから決められた1ゴールのみです。


 


 


準決勝のポルトガル戦では、前がかりに積極的な守備で攻めてくるポルトガルに苦戦、PK戦にまでもつれ込み、辛くも勝利したスペイン。


毎試合のように前線の並びが変わる本大会のスペインでしたが、決勝ではセスクを起用した今回話題の“ゼロトップ”で臨んできました。


 


 


世界記録更新中だった15連勝中のドイツを相手に圧倒した準決勝での勝利で、勢いを感じさせるのはイタリアだっただけに、「ストップ・ザ・スペイン!」を果たせるのはこの“新生イタリア”ではないか?と期待されていました。



試合は、戦前の予想通り互いの持ち味を見せつつ序盤展開される…


 


 


 


両チームの先発メンバーは下記の通り



■スペイン





































<GK>カシージャス(レアル・マドリード)


<DF>アルベロア(レアル・マドリード)、ピケ(FCバルセロナ)、セルヒオラモス(レアル・マドリード)、アルバ(バレンシア)


<MF>シャビ(FCバルセロナ)、ブスケツ(FCバルセロナ)、シャビアロンソ(レアル・マドリード)、シルバ(マンチェスター・シティー)、セスク(FCバルセロナ)、イニエスタ(FCバルセロナ)

 

 

■イタリア






























 


<GK>ブッフォン(ユベントス)

<DF>アバテ(ACミラン)、キエッリーニ(ユベントス)、バルザーリ(ユベントス)、ボヌッチ(ユベントス)

<MF>ピルロ(ユベントス)、デロッシ(ACミラン)、モントリーボ(フィオレンティーナ)、マルキージオ(ユベントス)

<FW>バロテッリ(マンチェスター・シティー)、カッサーノ(ACミラン)

 

予想に反して、試合は早い時間帯に動きます。


持ち味のパスワークでスペインが攻めこむと、14分にアンドレス・イニエスタのスルーパスからセスク・ファブレガスが右サイドを突破する。


すると、中央への難しいクロスをダビド・シルバがこれ以上ないタイミングでヘッドで合わせ、名手GKジャンルイジ・ブッフォンが守るイタリアゴールを閃光の如く貫きました。


 


その後、先行したスペインはイタリアの逆襲に遭いながらも、ブッフォンに憧れていたGKイケル・カシージャスが好守で凌ぎ、勢いあるイタリア攻撃陣に得点を許さない。


 


 


ついには、前半終了間際の41分、DFジョルディ・アルバがMFシャビ・エルナンデスのスルーパスを、またもやこれ以上ないタイミングでカウンターからDFラインをスルスルと抜け出し、MFシャビ・エルナンデスの落ち着いてGKブッフォンとの1対1を沈めた。




スペインは2点リードして迎えた後半84分にも、交代出場したフェルナンド・トーレスが得点王に選出される本大会3得点目をあげ、88分にもフアン・マタがダメ押しの4点目を追加した。


 


 


守備でもイタリア攻撃陣を完封し、結局4-0のユーロ史上最多決勝得点差での完勝で史上初の連覇まで果たしました。



イタリアは、0-2からの逆転を狙い、後半の選手起用で流れを変えたいところだったが、DFジョルジョ・キエッリーニが計算外に前半で負傷交代、後半途中出場のFWアントニオ・ディ・ナターレも投入直後はチャンスが数度あったが、決定力を欠き、流れを引き戻せないまま…ついには早い時間帯に、3枚目の最後のカードを使いきり、MFティアゴ・モッタを投入して賭けに出る。



しかし、わずか数分後にはそのモッタが負傷退場するという、大誤算が起きる…

さらに、試合の調整を行いたいと眠れるプリンス=フェルナンド・トーレスに目覚め(?)の追加点を叩き込まれ、万事休す。



これまでの「過密日程」と「激戦」による『疲労感』が表情と動きにあらわになり始め、モッタの大誤算により10人となった“カテナチオ”は完全に崩壊してしまいました。



大敗の原因は、世界一のパスを武器とするスペインを相手に、自由に得点に繋がるパスを出させてしまった点(3バック → 4バック=引いて受けた)と不利な日程…何より準決勝まで魅せてきた“新カテナチオ”の守備面が機能しなかったことでしょう。



守備の武器だったイタリア伝統の“カテナチオ”を攻撃の武器に進化させつつあった本大会屈指の戦術が、スペインの“ゼロトップ”を打ち砕けなかったのは、残念でした。



『イタリア』にとっては「不運が重なった屈辱の一戦」ではあるが、ユーロ決勝史上最多となる得点差での敗戦に、大きな傷が歴史に刻まれることになりました。



『スペイン』の手が付けれない強さが際立つ、試合展開と結果となった決勝戦でした。










































どこの国が「ストップ・ザ・スペイン!!!」を果たすのか?


 


 


あの強さはやはり本物です…




「ストップ・ザ・スペイン!!!」世界中が掲げる目標を果たすのが、我らが『日本』だったらなぁ~(>人<?)と“期待と夢”を抱き、2年後のブラジルW杯を楽しみにしたいと思います!







































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