星野仙一は死なず、消え去るのみ。(157位)
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Miya
2008年11月27日 05:20 visibility756
勝てば官軍、負ければ賊軍・・・使い古された言い回しではあるが、
星野仙一氏にとって、北京五輪後のバッシングは予想以上だったに違いない。
それは我々にとっても同じ感想だったではないか。
なんで、ここまで叩かれるのか?
「金メダル以外はいらん!」といった、いわゆる強気な発言に代表される星野氏のキャラクターが、無様な敗戦を喫することで一気に「反動」として負のエネルギー爆発となった・・・のか。
そもそも星野氏とは、いったい何者だったのだろう。
2002年、盤石の座であったはずの中日の監督を辞して、
これから 一体どうなっていくのか?と、おおむね凋落を予想されるところを、
阪神から意外な監督要請を請け、見事に 優勝させて全国的な虎フィーバーを巻き起こした。
ここで一躍「歴史的なヒーロー」として、見事な返り咲きを見せたのである。
いや、さらなる「グレードアップ」と呼んでも良い。
その後、「体調不良」を理由に第一線を退くも、まさしく虎視眈々と次の「一歩」を狙っていた。巨人監督やら、コミッショナーやらを、色気ったっぷりに。(と見えた)
野球人気 もずいぶん落ちて来て、求められるのはONに続く「客を呼べる」金看板。
星野ブランドは、まだまだ威光を保っていると思われていたのだが。
何がいけなかったのか?
あえて言えば、 この人のあまりに自分本位な考え方が透けて見えるところ。
良い時は、その強引さが力強く感じられ、頼もしいリーダーにも見えるのだが、
良くない結果が起きると、それがどうにも鼻持ちならなくなる。
この人の監督としての能力云々より、その言動に人の感情を逆撫でするものがあるだろう。
昨日、久々に出た星野氏の記事を見て、またその感覚を思い出した。(笑
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星野氏が北京の敗因を報告「弱い面が出た」
日本オリンピック委員会(JOC)は26日、北京五輪の日本選手団報告書を公表し、メダルを逃して4位に終わった野球の日本代表監督を務めた星野仙一氏は、敗因として選手の精神面の弱さと国際試合の経験の少なさを挙げた。
http://www.sanspo.com/baseball/news/081126/bsr0811262245008-n1.htm
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この報告を見て、人はどう反応するだろうか。またやってるよ!と思うだけではないか。
相変わらず自分の非ではなく、選手を批判してしまって。
というか、こんな代物を公表するなんて、JOCも酷なことをする。(笑
11月17日、13年続いた星野氏のブログが、突然閉鎖されることになった。
タイミングとしては、WBCの監督の目が完全になくなった時期と一致する。
最後のコメントも、タイトルは「いつかまた、次の夢を」。(苦笑
北京以降、毎週月曜日に更新される星野氏のコメントが物議を醸し出していた。
話題の焦点となっていたWBC監督就任について、
「今、火ダルマになっているおれがなんでまた『火中の栗』を拾うようなことをするのか」
と完全に否定する発言を、このブログを通して発信していた。
ところが、10月15日に開かれたWBC体制検討会議の結果、「星野監督内定」というような報道がされる。星野氏自身もメンバーとしてこの会議に出ているのに、そのことへの言及はブログでは一切なし。
ということは、ブログでの発言は「観測気球か?」と言われても仕方がない。
真実はともかく、書けば書くほど 揚げ足をとられ、星野氏も最後には自らコケてしまったということだ。
13年続いたということは、それだけ情報発信がうまくいったということだと思う。
ここにきて、かつてない逆風を感じ、「沈黙は金」という決断を下ざる得なかった。
相手は、インターネットという怪物であり、世間というモンスターである。
何でも何十倍に誇張され、瞬間的に膨張してしまう。
生身の人間である星野仙一が、勝てるわけない。
ちなみに、僕はけっこう星野のファンですよ〜!
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- 事務局に通報しました。
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