ソフトな優男、高田繁の時代。〜その2〜
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Miya
2007年10月25日 00:32 visibility1779
いよいよ高田繁氏のヤクルト監督就任が本決まりとなった。
日ハムが挑む日本シリーズを来週に控えての退団。
ちょっと後味が悪い・・・。
おいおい、そこまでしてなぜに監督に固執する?
日ハム監督で最高3位という実績を考えて、自分に何が適しているのか今だわからないのか。
監督になったが最後、ボロカスに叩かれながらクビになるのが落ち。
花道を飾って悠々と勇退できる監督はほんの一握りに過ぎない。
高田氏ほどのベテラン野球人ならば、
とっくの昔にそんなことは百も承知のはず。
野球人であれば誰でもグランドに立ちたいものだ、
と高田はまだそんな若いことを言ってるらしいが、
まさかそんな青臭いロマンに燃えて再び戦場に降り立ったわけでもあるまい。
ソフトのように見えて実際はハード。
それが私の見る高田繁である。
したたかな計算のうちに、「これは必ず行けるぞ!」
という勝算があってのことに違いない。
たしかにヤクルトは選手それぞれの持つ能力は高く、個人タイトルホルダー目白押しである。
今年は最下位に沈んだが、それがこのチームのキャパシティの限界だとは思えない。
指揮官としてやりがいを感じるチームではある。
ヤクルトの経営陣は高田氏にGM的な役割をも当然期待するであろう。
日ハムで彼が編成に着手して成功した方法論を丸々いただくつもりだと思う。
かつての根本陸夫のように監督を3年間務め上げた後、
高田氏をGMとして迎え、球団全体をバックアップさせることで確固たる常勝軍団を構築するという遠大な構想なのだろうか。
古田敦也という逸材をプレーイングマネージャーという話題先行の安易な人事で潰してしまった球団とは思えない長期的戦略だ。
高田が、根本の跡を継ぐのは自分だと考えているとしたら、
・・・面白いじゃないか。
一見ソフトに見える高田繁の本質はハード。
あくまで熱く闘う男なのだから。
自分が関わって常勝軍団の基礎を築いた日ハムに対して、今まさに牙を剥こうとしている。
あ!
違うのか。
ヒルマンの退団が決定的となり、高田GMとしては後任探しに着手する。
もともと日ハムの監督でもあった高田は提案する。
「こうなったら自分がやるのが適切じゃないかな・・・なんてな!」
ちょっと茶化しながら。でも毅然とした口調で言う。
球団社長は即座に否定する。
「え、それはないですよ。高田さんの時代じゃないっすよ、もう・・・」
カチン!
で、スイッチが入っちゃったとか・・・ね!
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