偉大なる王貞治への想い。
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Miya
2007年10月10日 11:49 visibility492
昨日、パ・リーグCS第1ステージの第2戦が行われ、
ホークスが8-3で圧勝。ロッテとの対戦成績を1勝1敗の五分とした。
本日の一戦の勝者が第2ステージに進出できる。泣いても笑っても崖っぷちだ。
今シーズンのペナント開幕前、王さんはチームの仕上がりにかつてない手応えを感じたそうだ。
ご自分の67歳という年齢、健康状態も考慮し、今年こそ集大成のシーズンにする思惑があったはず。
孝行息子の長男・小久保がチームに戻り、主砲に成長した次男・松中もおおいに刺激を受ける。
おまけに三男として横浜から長距離砲・多村を獲得できた。これはサプライズであった。まさしく天佑!?
ところが笛吹けど踊らず。なかなか調子にのれずに苦戦するチームに王さんはしきりと首をひねるばかり。
結局、3位でペナントを終えた。
「野球はむずかしい・・・」
というコメントを残して。
松中、小久保の王さんへの思い入れは尋常ではないものがあるようだ。
それはそうだろう。他ならぬ世界の王貞治なのだ。
日本の野球界ではなく、世界のベースボール界で尊敬される「サダハル・オー」。
たんなる野球の功績だけでなく、その素晴らしい人間性が人々を魅了し、絶賛を浴びている。
その英雄が指揮官としてチームを率いて、野球技術を直接指導をしてくれているのだ。
野球人として実際これほど贅沢なことはない。至福の体験かもしれない。
しかも、昨年癌に倒れながらも不屈の闘志で復帰したその姿勢。
すっかり顔も体も小さくなってしまったその容姿を見ると胸がしめつけられる。
松中、小久保でなくとも、
「黙ってついていきます!」
と思わず叫んでしまいそうではないか。
何が何でも王さんを胴上げするんだ!
そうしなければならないんだ!!
彼らはそう誓っているはず。
松中は日本一に輝いて王さんを胴上げしながら号泣する自分の姿を思い描いて毎晩必死になって素振りしているに違いないし、小久保は試合を決める本塁打を放ってベンチ前で王さんと抱擁する自分の姿に涙しながら昨晩も筋力トレーニングに励んでいたことだろう。
重い・・・あまりにもそれが重いのだ。
今年のホークスはその実力の半分も出せていないのではないかと思うくらいチグハグだ。
力が入り過ぎなんだと思う。潜在能力を全部出したらそれこそ独走でリーグ優勝をしていたと思う。
王さんの健康状態を考えれば、
今年何としても日本一になり、
勇退の花道を飾ってあげたい。
誰しもその気持ちはわかる。しかしそれを自分の重荷にして自滅しては仕方ないではないか。
あるいはその重荷に耐えて耐えて耐えて・・・一気に爆発するか。
こんなふうに。(爆
鍵を握っているのは、これまで短期決戦で、
ことごとくブレーキになってきた松中か?
昨日の快打がキッカケとなって、信じられないような大爆発して欲しいものだ。
ちょっとは笑えよ!おい!
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