岡田という男

どうにも評価が分かれる人物ではないだろうか。

成績だけをとってみれば充分に「名将」と呼ばれてもおかしくはないのに、

そういった声を聞くことは今だかつてない。なぜ・・・？

やはりあの藤山寛美ばりのぼけーっとした面構えだから、か？

今年になって狩野、林、桜井という新戦力がチームを活気づけた。

久保田、ウイリアムス、藤川というリリーフ陣は今年もまた磐石で鉄壁を誇る。

ペナントレースも終盤に来て10連勝をして見事に首位を奪取した。

昨年阪神の驚異的な追い上げにさんざん苦しめられた中日落合監督はこう証言する。

「だから言ったろ。阪神の借金が１０になったときだって、あのままじゃ終わらないって。あそこは後ろ（リリーフ陣）がいいし、先を見据えた戦い方をしてるって」

オリックス、阪神で二軍監督を務めた際には若手を育ててチームを優勝に導いている。その時に手塩にかけた狩野、林、桜井などは岡田にとってみな自分の駒のようなものだろう。これほど心強い絆はない。

もしかしたら大監督じゃないか？岡田・・・。

顔としゃべりがもうちょっとテレビ映えしたらきっと大監督と呼ばれるはずだ。

惜しい！！！