ミイラ展
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Miya
2020年02月24日 00:37 visibility184
招待券をいただいたので、上野の国立科学博物館へ行って来ました。
最初の展示で動画を見せ、「死とは何か?」「生とは何か?」と煽っていたので、
「おおっ!そういうことが垣間見れるのかな」と期待していたが、
途中で「ん?これって・・・もしかして・・・ミイラって言うけど、ただの死○ってことじゃないの」と。
入場者数が40万人突破したそうだけど、たしかにみなさん展示されたガラス越しのミイラをガン見してます。
これが「死○展」だったら・・・どうなのかな?ハナからそんなもんやれるわけないか。
で、なぜミイラならいいの?って、疑問が次々と湧いてくる。
つーか、ミイラって何だよそもそも。
いっしょに行った人に「つまり、干物ってことかな?」と訊いてみる。微妙な顔された。
で、展示の最後の方ですごくビックリした。
日本のミイラってことで、江戸時代の本草学者のミイラが展示されていた。
本草学ってのは、薬用に重点をおいて植物やその他の自然物を研究する学問らしい。
有名人だと平賀源内とか。
1832年に亡くなったこの本草学者は、自分の学説を証明するため、自ら望んでミイラになったという。
「後世に機会があれば掘り起こして見よ」と言い伝えていて、子孫の方が掘り起こして発見されたようです。
肌が赤いのは死の直前に「柿の種子」を大量に摂取し、その成分であるタンニンによるものとのこと。
展示では「柿の種子」と書いてあったが、ようするに「柿の種」だよね。
「でも、柿の種と書くとお菓子を想像しちゃって可笑しいからわざわざ種子と書いたんだよね?」といっしょに行った人に言ったら口元だけ曲げながらニヤリとしていた。
ネットから拾った写真を載せます。
うーん・・・。すごすぎる。
個人名や保管されていた場所などは伏せられていたけど、これはインパクトすごかった。
だって、ストーリーがすごいから。
その姿格好が、あまりにもストーリーにぴったり合致しているし。
展示された数々のミイラの中でもそういう意味ではこれが一番じゃないかなぁ。
生き様というか死に様というか。
それをまざまざと見せつけたまんまで、永久に時を止めている。
あ、これが「死とは何か?」「生とは何か?」ってヤツか。
で・・・もうこれからは、冷静にこれ喰えんかも。
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