眠れぬ夜の迷走

明日目が覚めたとき

今の私と明日の私は
連続しているのか



目が覚めたとき

私は別の誰かとして
意識をはっきりさせる



そんなことは
絶対に有り得ないと

誰に言えるだろうか



本人でさえそれに

気が付いていないとしたら？


知らず

明日は今日とは
比較にならないほど


苦しい状況にいる誰かとして
生きなければいけないの

だとしたら？





そのときは



そうなってしまったのであれば




その状況で

できることをして生きる


それ以上に何を

考える必要があるだろうか？



逆に

比較にならないほど
幸福な状況にいる誰かとして


目を覚ますかも知れない



そうなればそれは
嬉しいことだ







ただ


また見たい笑顔

朧気ながら見えてきた
勝負したいこと

感謝の伝え残し

積み重ねてきたこと





全て


忘れてしまう

関係なくなってしまう






それは

寂しい気がする




もし



明日も私として
目を覚ますことが

できたなら




まずは

そのことに感謝をして
一日を始めようと



そう思う