夜中の後ろ向き

つい考えてしまって
体を起こす

このまましばらく起きていたい



休日の昼間に体を動かしながら
ただ受け止めていたこと


今更気付くまでもなく


私は

自分の周りにいる人たちがあまり
好きではないのだろう


そしてそれは

これからも変わらない


それでいいのだと思う
私はそういう人間なのだから



小さな嫌悪と他の何かが
混ざった感情を

胸に抱きながら

彼らのささやかな幸運を願おう


それでいい



私はきっと

人を深くは愛さないだろう
人から深く愛されないだろう



それでも私は寂しさと
一握りの好意にしがみついて

人との関わりを求めながら
生きていくだろう



近くのものを恐れ疎み
遠くのものを見つめ


独りきりで


愛されたいと願いながら