緋の天空
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まこと@古希ジョッパークライマー
2015年12月15日 07:05 visibility94
”緋の天空” 葉室麟著 集英社
江戸時代の作品がメインの作者としては
初めての奈良時代を扱っている。
43代元明天皇、44代元正天皇、46代孝謙天皇
(=48代称徳天皇)
奈良時代には3名の女帝が君臨している。
本著の主人公である光明子は女帝にはならなかったが
皇后、皇太后、孝謙天皇の母として権力の座に長く
君臨していた。
長屋王やその子の膳夫に加え真備、玄昉等も出てきて
奈良時代の歴史を思い起こすことにもなった。
光明皇后は藤原不比等の娘として評価は色々あるが
民のために施薬院や悲田院を設置したり
奈良の大仏建立により仏の道で治める等の寄与は大。
登場人物が多すぎて、個々に対する掘り下げが甘いのが
若干気になった。
- 事務局に通報しました。
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