プリズンの満月---

それは昭和20-28年、東京裁判による連合軍側の復讐-

  戦犯達の状況を日本人刑務官の目から見た吉村小説です。

戦犯を収容した巣鴨プリズンは当初米兵達が監視していたが-

  兵員不足により急遽日本人刑務官を補充します。

彼等は米兵の管理下に置かれ、同胞を監視するという立場--

  戦争裁判の不当と自己矛盾の中、悩む姿が見られます。

特に絞首台を作製した工作員達の悩みは酷く---

  戦犯が全て解放された後でも-

   工作員の中にはまともな人生を歩む事の出来ぬケースが有った。

唯一連合国の中で戦争裁判を不当であると主張したインド---

連合国で最初に戦犯を解放したのが中国であったという事実--

次いでフィリピン関係の戦犯が解放されたが、これは歌手であった-

  渡辺ハマ子の努力によるものであったようです。

その後の連合国による戦犯の解放は続きますが--

  その時点でもマスコミは戦犯を犯罪者と扱い--

     戦犯達の家族は塗炭の苦しみに喘ぎます。

報道機関の愚かさは昔も今も変わらないということです (-_-#)

現在でもイラク戦争の根拠が無いことが明確になっても--

  イラク人容疑者達を解放せず同様の過ちを犯している--

アメリカに対して報道機関は何をしているのか (-"-;)

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