なんともかんとも最終回

バイクのカギをなくしたゴン太君を置き去りにし、僕らは次なる試合会場へと移動した。

 

すると、横浜のチームへ借り出されたメンバー(kougaさん)から連絡があり、どーやらせっかく東京から横浜に行ったものの、対戦相手が来なく、 試合がなくなったとの事。

 

「じゃあまた、東京へおいで!」

「了解!」って、また戻って来るのかよ! (ちなみにkougaさんの自宅は横浜です。)

 

まあ、そんなことはさておき、少し早く次の試合のグランドに到着。 対戦相手もすでに到着しており、あとは連勝あるのみ。

今度の相手は未だ勝ち星のない最下位のチーム。

負けられない。 …が、その前に…?

 

あれ〜 審判がいない〜! いつも頼んでいる人なのだが、この人がまたかなりの天然。

いつも携帯にかけてもまず電話に出ない。

先日も場所を迷ってたらしく試合開始ギリギリ。

電話も出ないので仕方なく留守電に入れたのだが、

 

「いやー使い方分かんなくてよ〜」 ってコトで、その日から留守電にもなりゃしない。

かなりお安く、ジャッチも意外とまとも。

そして憎めないキャラなので、毎回お願いしているが、毎度毎度ハラ×2させてくれる。

 

試合時間10分前になっても未だ現われず、電話もつながらない。 「全くあのおやじはよ〜!」 って言った目の前にランニング姿の浮浪者のようなオヤジが振り返る。

…。 ……。 ………。 あっ。 「ど、どうも…。」

 

浮浪者だと思ったが、正にその審判の人だった。

 

「いやー、気付かなかったよ〜。」 って、こっちのセリフだよー。

まあ、なにはともあれなんとか全ては揃った。

やっとこれで試合ができる!

あとは勝って決勝トーナメント進出だぁ〜! 確かに前の試合で燃え尽きた感はあったが、二安打に抑えこまれ、完敗…。

ああ、長い一日だった。     

 

-完-

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