石井琢「1番・遊撃」でフル出場して2安打、金本が広島でラストゲーム

  • 有希
    2012年10月01日 04:49 visibility236
野球の神様は粋な計らいを用意していた。広島の石井琢朗(42)の引退試合。最終打席は九回2死二、三塁、一打サヨナラの場面で迎えた。打球は無情にも右翼手のグラブに消えたが、「1998年の横浜スタジアムの声援を思い出した」。横浜(現DeNA)で日本一に輝いた瞬間に匹敵する感慨を抱いた。

 全盛期の定位置、「1番・遊撃」でフル出場して2安打。ゴロを2度さばき、七回の打席では早くも涙を浮かべた。現役にこだわり、「もう一花咲かせたい」と広島入りした男は「幸せな時間でした」と声を震わせた。

 もう一人の主役、故郷での最終戦を迎えた阪神の金本知憲(44)も「5番・左翼」で先発。四回に痛烈な中前打を放つと、八回には今村の剛速球にフルスイングで立ち向かい、古巣のファンを魅了した。試合後にはスタンドへ頭を下げ、「自然な気持ちの表れです」と、さっぱりと言い切った。

 石井はセレモニーで阪神ファンに「来シーズンはカープとともに優勝争いし、打倒巨人をめざして球界を盛り上げましょう」と呼びかけた。その思いは金本も同じはずだ。(坂井朝彦)

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