洪明甫監督、「今のロシアはパスサッカーのチームに変貌」と警戒 (東亜日報
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2014年04月15日 08:39 visibility137
サッカーの洪明甫(ホン・ミョンボ)韓国代表監督が、ブラジルW杯の初戦相手となるロシアの変化に注目している。洪監督は14日に行われた記者懇談会で、「先月初めにロシアとアルメニアの試合を観戦した。一般的な見方を裏切り、繊細なパスゲームをこなすチームだった」と話した。ロシアサッカーと言うと、よくパワーと高さを活かした北欧もしくは東欧スタイルを思いがちだが、最近のロシアは様変りしているという。
洪監督は、こうしたロシアのスタイル変化に応じて、繊細なパス回しを特徴とするチームとの強化試合を希望した。大韓サッカー協会は、これまで進めていたウクライナとの最終の強化試合を取り止め、ブラジル入りする直前の6月9日に、米国でガーナとの強化試合を設定するための調整に乗り出した。
洪監督は、こうした状況の変化について、「ウクライナはロシアに似たスタイルだと考えたが、今現在はウクライナよりはパスワークに長けているガーナと親善試合をした方がよりプラスになりそうだ」と語った。
洪監督は、同時にロシアの戦力分析に拍車をかけている。洪監督は、「オランダ人のコーチ、アントン・ド・シャトゥニエ氏がほぼ完璧に近い形で戦力を分析している。オランダで使っている分析システムを利用した。ロシア選手の時間帯に応じた動きなどを、数十ページにわたってまとめた」と言い、満足感を示した。
さらに、5月28日に予定されているチュニジアとの強化試合の後に発表するとしていた23人の最終的な代表メンバーを、5月9日に繰り上げて発表すると明らかにした。早急にポジションを決めることで、練習への集中度を高め心理的な安定感を与える狙いがある。
洪監督は、「23人のうち2人くらいが決まっていない」と話した。MFとDFの1人ずつについて検討を続けている。基本的にはマルチプレイヤーを選考し、必要に応じて複数のポジションに起用できるようにする方針だ。しかし、誰が抜擢されても、これまでの代表メンバーに取り沙汰された選手の中から選びたいとし、想定外の抜擢はしないことを仄めかした。
現在故障中の朴主永(パク・ジュヨン=ワトフォード)は、異変がない限り代表メンバー入りしそうだ。洪監督は、「朴主永は、予想より早く回復に向かっている。最近、国内の病院とリハビリセンターを通っている。今週中には、フィールドに出て練習できそうだ」と話した。また「朴主永がイングランドに戻って(代表招集までに)帰ってくるには時間がなさ過ぎる。国内に居留まりながら練習を続けていた方が増しだ」と語った。
金承奎(キム・スンギュ=蔚山)と鄭成龍(チョン・ソンリョン=水原)が激しいGKの主力争いを続けている状況に関連しては、「もう少し試合を見届けたい」と言って最終判断を見送った。
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