J2 第18節 清水エスパルスvs横浜FC＠IAIスタジアム日本平 フォトレポ

市立吹田スタジアムから帰った翌日の昨日は、日本平スタジアムへ。


12時過ぎにスタジアムに到着すると、ゴール裏だけでなくメインスタンドからも、カズのウォーミングアップにカメラを抱えて群がるサポーターさんたちの姿。

こういう状況に、横浜FCのチームメイトはすっかり慣れているようで、戸惑いは一切無い様子でむしろ楽しげ。


12時33分

エスパルスのゴール裏に掲げられた
「4 19 10 みんなの想い・気持ちに結果で応えろ!」
翔雅選手、デューク、そして先週水曜の町田戦で肋骨骨折と肺挫傷を負い、入院している大前選手、

長期離脱を余儀なくされた選手たちの分も奮起しろというメッセージ。

この日は、スポンサーの三菱電機さんのマッチデーで、入口で配布された三菱電機さん提供のオレンジボードを、エスパルスサポーターさんが掲げてくれました!!

13時02分
選手入場


静岡県民にとって、嬉しかったカズの久しぶりの凱旋。

来年2月26日には50歳になるカズ。


現役「プロ」サッカー選手として、その歳までやった選手まだ世界に居ないそうで、カズの49歳のお誕生日のときに、CNNのニュースで世界に流れたほど。


他の選手たちも、50歳になっても現役プロサッカー選手として活躍し続けることが出来るかもしれないと、
いつも、いつまでも、希望を与えてくれる選手だなぁと思います。


偉大な選手でありながら、キックオフまで、イバ選手とボールを蹴りっこして戯れていたなど、そこら辺のサッカー好きな少年と変わらない(笑)カズ

前半キックオフ!


このあいだのホーム群馬戦では、キックオフからあっという間に得点に成功していた清水でしたが


昨日は横浜FCさんの最終ラインの部分での手堅いブロックに合い、やや苦戦。


特に今回私の目に留まった横浜FCの選手は、センターバックで21番を着ていたこの選手。

他のカテゴリーを見に行くと、今まで知らなかった選手を知ることが出来るのも、うれしい部分なんですよねぇ☆

21番の選手の名前は…今回カズ効果でメンバー表も大人気、入手が出来なかったので後でもう一度公式をしらべてみます。

昨日見たら、たしか横浜FCユース出身だったような…?

※横浜FC21番は大崎玲央選手で、経歴は横浜F.Mジュニアユース→横浜FCユース→桐蔭横浜大→カロライナレイルホークス(MLSの2部にあたる、NASL=北米サッカーリーグのチーム)でした。


ｰｰｰ
両チーム緩まず、なかなか試合が動かないなか、スマホで他会場の速報をチェックすると


同時刻キックオフのセレッソ大阪さんと町田ゼルビアさんがすでに先制中!!


これは清水もゴールを決めて勝たなくては、昇格がますます遠退いてしまう…。


大前選手が不在のなか、誰がボールを呼び、誰がゴールを決めるのか。


ーーー
横浜FCさんの粘り強いブロックに合いながらも、諦めずにゴールを狙い続けた清水

すると、前半37分
一度は横浜FCさんのクリアにあいながらも、そのボールを河井選手が拾ってこのパスから枝村選手が落ち着いてシュート!!

清水先制!!
枝村選手を囲むメンバー


前半42分
横浜FCさんはカズに代えて小野瀬選手を投入

前半は1ー0で終了

ーーー

後半キックオフ!

後半12分、イバ選手に代えて大久保選手を投入した横浜FCさん

後半24分、清水は金子選手に代えて北川選手


均衡した内容がつづくなか

後半30分枝村選手の代わりに村田選手を投入し、勝負に出た小林監督


するとその直後の後半31分でした。

村田選手が右サイドから得意のドリブル&カットイン！

左足で放ったグラウンダーのシュートは、なんと、ニアにいたGKを抜けて、ゴール!

 

GKが簡単にキャッチ出来そうに見えたのに、ああいうの、決まってしまうもんなんだな☆


前日の湘南ベルマーレしかり、撃てば何かが起こる！ということを証明してくれました。



群馬戦で、クロスよりもゴールのほうが美味しいと(笑)
その味に久しぶりに気づいてしまったと話していた(←確か)村田選手らしさ溢れるゴールでした！


これで2ー0のリードとなった清水は
後半41分に鄭大世選手に代えて石毛選手

試合経過に連れて、ぐんぐんメンバーの平均年齢が若くなっていく清水(笑)



後半45分
六平選手がループパス!すると、これに反応した村田選手が技ありシュート&ゴール!!

そしてタイムアップ

3ー0

ホームでは2試合連続となった複数得点、そしてクリーンシート。


試合を経るごとにGK杉山力選手を中心とする守備陣の成長を感じられる清水

(帰りがけに、みかん畑の横でファンにサインを書いてあげている元気そうなGK西部選手の姿もお見掛けしたし、西部選手の復活も近そう)


攻撃に関しては、正直試合前までは、不安でした。


自身が得点源であるだけでなく、その正確無比なセットプレーからチームメイトのゴールを演出してきた大前選手の離脱は、

今季1年でのJ1復帰に向けて、あまりにも痛手。


しかし、試合の2日前に大前選手から電話で攻撃を託された村田選手が、

2ゴールの大活躍!!


清水サポーターにとって、J1復帰に向けて、勇気を持てた一戦になったと思います。


カズにとっても、自分に憧れてサッカー少年になった村田選手が、目の前で大活躍し、そのあとサインを貰いに来てくれたこと、

きっと嬉しかったことと思います。


昨日、試合後私は、夜9時頃に静岡駅から帰宅しましたが、試合が終わってもう5時間も経っているというのにまだ、清水エスパルスのユニを着たたくさんのサポーターさんを駅界隈でお見掛けしました。



こういう光景を見るのも、とても嬉しくなります。

エスパルスがJ1に復帰し、ベルマーレがJ1に残留する
これが必ず実現するように、私も、応援に行ける試合には出来る限り行きたいと思います。


悪いときはともに悪く、

最近良くなってきたと思ったら共によく

なんだか今季とても似た流れを感じる両チーム


開幕からずっと悔しい想いをしてきて、やっと掴んだいい流れ。

ベルマーレもエスパルスもこの流れ、絶対に掴みきりましょう。


ーーー
敗れた横浜FCさんにも拍手を送りました。


カズをはじめ、すごく悔しそうな表情でサポーターに頭を下げていました。


前日のガンバ大阪さんの選手のように、シュートに失敗して笑みを浮かべているような選手などいなかった、


清水に大敗したときの群馬さんもそうでしたが、

カテゴリーは下でも、
サッカーに対する志は、一部のそうしたJ1の選手やチームより、ずっと高いものを感じました。

「夏を越えればJ1 !」
これは2014湘南ベルマーレに対して、神戸サポーターの小平牛さんが送ってくださった言葉ですが、

今から秋に入るまでに、どれだけ勝ち点を重ねていけるかが清水にとっても重要なポイントになることでしょう。


まずは千葉、山口、岡山と来週から続く上位陣との戦いにいかに挑めるか。

厳しい試合が続きますが、頑張ってほしいです。

それにしても、現時点ではJ1クラブライセンスがなく、2位以内に入っても昇格が叶わない町田ゼルビアさんの奮闘も素晴らしいですね。


今季はJ1もJ2もJ3も大接戦!
まだまだ楽しみが続きそうです。