ガンバ大阪vs湘南ベルマーレ＠市立吹田スタジアム フォトレポ 最終編

前半を1ー1で折り返したハーフタイム明け、神谷選手に代わって下田選手を投入した湘南

円陣＆ダッシュ

キックオフ



後半13分
宇佐美選手の左サイドからのコーナーキック、これを岩下選手が頭で合わせて1ー2に。

逆転されてしまった湘南。

湘南の選手が素早く全員リスタートのポジションに付くなか、相手のフィールドプレイヤーのなかでポジションに付いてくれたのは、遠藤保仁選手のみ。


試合をリードした状況でもなお、対戦相手の存在を忘れず、リスペクトし、試合をリスタートしようとしてくれていた遠藤選手の姿は、テレビを通じて、たくさんの人に伝えてほしかった。


テレビで中継を見ていた人には、他のガンバの選手がゆりかごダンスを始めるまでに時間を要し＆ゆりかごダンスに興じ、湘南の選手と遠藤選手が試合のリスタートを待ちわびていた光景を知ることが出来なかったと思う。


スカパー中継は、ゆりかごダンスを躍るガンバの選手の姿しか映していなかったから。


失点自体が悔しかったのは当たり前だけど、
そのあとのガンバの選手の振る舞いがすごく悔しかった場面


ーーー
やってやれ湘南！

この悔しさによって、さらに一心同体になった湘南サイド。

そして
その10分後の後半23分

下田選手の同点ゴール!!
2ー2
追い付いた!!


一瞬、ときが止まったよう、夢を見ているようだった下田選手のミドルシュート＆ゴラッソ

ダイナミックなゴールを決めながら、小さくガッツポーズする下田選手が可愛いらしい(笑)

このときは、まさかこのあとまた自分がゴラッソを生むとは思っていなかっただろう、下田選手(笑)


ここで
ガンバさんはアデミウソン選手に代えて大森選手

湘南もそのすぐあとの後半25分に征也選手から岡本選手に交代

後半29分
ガンバさんは倉田選手→淳吾選手

22257人
入場者数も発表され、試合の終わりが近づくスタジアム


後半35分

端戸選手からアーリア選手に交代の湘南



その2分後の
後半37分
ロングボールが湘南DFの壁を越え、GK村山選手が前に出て競いあうしかない状況に。


ここは何とか村山選手が競い勝ったものの、村山選手不在となったゴールポストに宇佐美選手にこぼれ球を蹴りこまれ3ー2に。


この日ここまでのセットプレーから奪われた2ゴールとは違い、
してやられた感のある失点


残り時間も僅かで、ガンバ大阪サポーターさんたちは勝利を確信したかのようなお祭り騒ぎ


しかし
その僅か2分後。後半39分。


下田選手が、ゴール向かって左、遠い位置から左足を振り抜くと・・・・・


うわぁ！決まったぁ！!
ゴール!ゴール!ゴール!
3ー3

湘南ゴラッソ祭り


静まりかえるスタジアムと、その一角で大狂乱の緑と青のサポーター

ーーー
アウェイ。追い付いての同点。

このまま終わっても御の字。

それでも誰もひいて守ろうとしない湘南のメンバー・(笑)


This is SHONAN style!



ガンバさんも
パトリック選手を下げて、呉屋選手を投入し、当然勝ちを奪いに。

最後までお互いに勝ちを取りに行った試合は

アディショナルタイム4分をやりきりタイムアップ


試合が終わったのが分かってもチャントを歌い続けていた湘南サポーター

「いつでもどこでも共にたたかう。俺らは歌うのさ、湘南のために」

ずっと歌いつづけたそのチャントに込められたサポーターの想いは。


目の前のチームに対する誇りと、
これからもずっと付いていくよ！一緒にたたかい続けようというメッセージがこめられていたように思う。



ーーー

このあと挨拶に来てくれた湘南の選手たちに惜しみない拍手を送ったサポーター



引き分けなのに、こんなにもサポーターが胸を張り、こんなにも笑顔に溢れた試合後はなかなか無いかと。

ーーー
試合後は事前の告知通り、退場規制がかかり、しばらく席を出られなかった湘南サポーター


しばらく(15分くらい)経ってからスタジアムを出たものの、それでもこの人だかり

ナイトゲームの日帰りだとか、帰りを急ぐときは
帰りの手段やルートを徹底的にリサーチしておく必要がありそう。


(ちなみに、今回は14時キックオフで、試合後、公園南口バス停からの路線バスで茨木駅に着いたのが17時20分。新大阪駅に到着したのが17時半ごろだった)



ーーー
まとめ

湘南ベルマーレにとって史上はじめての来訪となった市立吹田スタジアムは、サポーターにとってスタジアムに来ること自体が楽しみで、

到着したそのときから待機列にたくさんの笑顔がありました。


そのテンションは、スタジアム内に足を踏み入れるやますますアップ!!


トイレは数が少なく(ひとつのトイレに個室が5～6個)、

洗面台も2つで、洗面台には鏡がついておらず、鏡は洗面台とはちがうところに2つあるのみ。

観客席も、座ると人が前を通るのがちょっと大変なくらい幅の狭さ感はありました。

2002ワールドカップが行われた各々のスタジアムに比較すると、とてもコンパクトなスタジアム。


でも、そのぶんスタジアム全体がギュギュッとひとつになった感じがするような、サッカーを観戦する上では最高と言っていいスタジアムでした。


そんな空間で、年に一度、いや一生に一度でも生で観られたらラッキーな、異次元とも言えるようなゴールを、しかも自分たちの応援しているチームの選手が決めてみせてくれたという、湘南サポーターにとっては夢のような1日となりました。


来年もまた、市立吹田スタジアムに来られるように、
この試合で、より強まったみんなの結束力を、シーズン残りのすべての試合でチームの応援に注いでいけたらと思います！


この試合で、次、ホームでガンバさんに勝ちたい、今回の勝負に決着をつけたいという新たな楽しみが生まれました。

相手からも学んだことがあり、相手から我が身を振り返らせてもらった試合でもありました。


明日は磐田戦!
ファーストステージホーム最終節に、明日の全エネルギーを注ぎこみましょ☆