★阪神3x-2横浜★和田コーチ耳打ち「お前が決めろ！」

１アウト満塁、代打桧山。

ワッショイコールが甲子園の銀傘に木霊する中、


和田コーチが次打者関本に耳打ちを始める。
桧山の打席中、真っ只中だけに妙に気になる。

桧山が犠牲フライを上げ１点差まで追い上げるも、
２アウト１−２塁。

その関本が打席に入る。
引き続きワッショイコールの大合唱。
ネクストバッターズサークルには緊張の面持ちの新井。

そういえば、甲子園開幕戦でアニキが決めた大逆転勝利の時にも、
ネクストバッターズサークルには新井がいた。

気合を入れてはいるがガチガチのスイングで緊張が伝わった。
その新井に廻る前にアニキが決めてしまった。

あ？
和田コーチの耳打ちは、「お前が決めろ！」ではないか？（笑）
今の新井では決められん！（苦笑）

（同点に追いついて尚も満塁という微妙な場面しかないので）
ここまで今シーズンタイガース全サヨナラ打を打っている金本にも今回ばかり廻らない。

球場の阪神ファンの総意を和田コーチが伝えてくれたと思おう（笑）

そして、何が何だか分からずひっぱたいた打球は、左中間に抜ける。
前進守備、そして２アウトだったことが幸いして、
１塁ランナーの葛城が、
一気に、
一気に、
といきたいが
想像以上に重い、
重い、
重い、

「廻れ！廻れ！廻れ！」
何とかホームイン！（送球も左に逸れる）

よっしゃ！やった！やった！やった！

関本「必死のパッチでがんばりました！」
うゎおぉぉわぁぁぁぁ！（大歓声）

先発
横浜 マストニー 
阪神 久保 

阪神６番の偵察メンバーには、何とジェフ。
前日の追い上げムードに水を差したセットアッパーも、しばらく休養・・・

1回表
   【吉村】  フォアボール Ｔ0-0YB
   【藤田】  ピッチャー犠打 Ｔ0-0YB
  【内川】  フォアボール Ｔ0-0YB
このカード常に初回に先制されている阪神投手陣。
久保もピリッとせず、いやな予感。

  【村田】  空振り三振 Ｔ0-0YB
  【佐伯】  空振り三振 Ｔ0-0YB
何とか耐えました。

2回表
   【下園】  センターソロホームラン Ｔ0-1YB
あれ？
久保ぉぉ！

4回裏
  【林】  ライトヒット Ｔ0-1YB
  【鳥谷】  ライトヒット Ｔ0-1YB
  【狩野】  ライトフライ Ｔ0-1YB
２アウトからしかヒットが出ず、得点にならない阪神。

5回表
  【内川】  レフト線ツーベース Ｔ0-1YB
  【村田】  レフトタイムリーヒット Ｔ0-2YB
２アウトから連打で失点・・・
対照的です・・・

5回裏
  【関本】  センターヒット Ｔ0-2YB
  【新井】  デッドボール Ｔ0-2YB
  【金本】  センターフライ Ｔ0-2YB
２アウトからしかヒットが出ず、得点にならない阪神。その２。

7回裏
   【狩野】  センターヒット Ｔ0-2YB
   【葛城】  レフトヒット Ｔ0-2YB
    （投手交代）マストニー　→　木塚
ようやくマストニーをひきづり降ろす。

   【赤星】  ショート併殺打 Ｔ0-2YB
連続バント失敗の上、ゲッツー・・・
次の打席、代打を送られることに・・・

9回表
    （投手交代）アッチソン　→　藤川
え〜？負け試合に藤川？
しかし、この執念の継投が実ろうとは？！

9回裏
    （投手交代）加藤康　→　山口
   【平野】  セカンドゴロ Ｔ0-2YB
ファウルで粘ります。
アイビー上段からベンチ裏後方すぐみずほシートまで
子供達が、十分移動ができるぐらい粘ります（ありがとう）

  【鳥谷】  ライトヒット Ｔ0-2YB
佐伯の目の前、そして我々ファンの目の前で、
バウンドが大きくはずむ！
奇跡の始まりです！

  【狩野】  レフトヒット Ｔ0-2YB
狩野が続く。
こうなると、甲子園のムードは阪神に味方します。

  【葛城】  ファーストヒット Ｔ0-2YB
執念のファースト強襲ヒット。
佐伯グラブに当てるもどこにも投げれません。

そして、序文のとおり感動のドラマへ
  【代打・桧山】  レフト犠牲フライ Ｔ1-2YB
  【関本】  左中間２点タイムリースリーベース Ｔ3-2YB

まぁ確かに新井だけが責められていますが、
ブラゼルを除き、低調なのは皆同じです。
本当は（新井に廻る前に）お前が決めろ
なんて和田コーチが言う訳はないのですが、
ここは、新井さんの発奮の願いを込めてこういうストーリーとさせて頂きました。

ストーリーって、俺の観戦記って「フィクション」なん？（笑）