☆スコアボードの記憶~星稜 ー 明徳義塾~

 

 

今から28年前、1992年の第74回全国高校野球選手権大会は甲子園のラッキーゾーンが撤去されて初めての選手権大会となった。
2回戦の第三試合、明徳義塾と星稜の試合では、星稜・松井への「5打席連続敬遠」があった。
「5打席連続敬遠」の印象が強く残り、その前の試合で、夏の予選皆勤校である島根の大社が登場していた記憶すらなくなっていた。
この大会で優勝したのが西日本短大付、準優勝が拓大紅陵、決勝戦はよく覚えているが、松井の「5打席連続敬遠」があった大会だったとは…、記憶が曖昧になっていた。

 

この「5打席連続敬遠」について、朝日新聞さいたま総局は、第99回全国高校野球選手権埼玉大会に出場した監督へアンケートし、「あり」か「なし」かを尋ねている。
有効回答151人のうち「あり」と答えたのは79人(52%)。あくまでも勝利を目指す「戦術」として肯定する意見が多数を占めた。「あそこまで徹底できた監督を尊敬する」「勇気がすごい」と明徳義塾・馬淵監督の決断を称賛する声も多かった。

「なし」は51人(34%)。多かったのは「勝利が全てではない」「努力した成果を発揮させてあげたい」という意見だ。努力してきた投手のためにも、勝負させるのも重要という考えのようだ。

 

 

 

なお、この大会の出場校はご覧の通り。

 

北北海道:砂川北(初出場)
南北海道:北海(3年ぶり30回目)
青 森:弘前実(2年連続4回目)
岩 手:一関商工(5年ぶり4回目)
秋 田:能代(14年ぶり4回目)
山 形:日大山形(2年ぶり10回目)
宮 城:仙台育英(2年ぶり11回目)
福 島:郡山(初出場)
茨 城:常総学院(3年ぶり4回目)
栃 木:宇都宮南(9年ぶり2回目)
群 馬:樹徳(2年連続2回目)
埼 玉:秀明(初出場)
千 葉:拓大紅陵(4年ぶり4回目)
東東京:帝京(2年連続5回目)
西東京:創価(9年ぶり2回目)
神奈川:桐蔭学園(2年連続4回目)
山 梨:東海大甲府(4年ぶり8回目)
静 岡:桐陽(初出場)
愛 知:東邦(2年連続12回目)
岐 阜:県岐阜商(3年ぶり20回目)
三 重:三重(16年ぶり7回目)
新 潟:長岡向陵(初出場)
長 野:松商学園(2年連続28回目)
富 山:高岡商(5年ぶり13回目)
石 川:星稜(4年連続11回目)
福 井:北陸(9年ぶり2回目)
滋 賀:近江(11年ぶり2回目)
京 都:京都西(3年ぶり4回目)
大 阪:近大付(4年ぶり2回目)
兵 庫:神港学園(初出場)
奈 良:天理(3年連続17回目)
和歌山:智弁和歌山(2年連続4回目)
岡 山:倉敷商(3年ぶり5回目)
広 島:広島工(6年ぶり4回目)
鳥 取:倉吉北(12年ぶり3回目)
島 根:大社(7年ぶり8回目)
山 口:山口鴻城(30年ぶり3回目)
香 川:尽誠学園(3年ぶり4回目)
徳 島:池田(2年連続9回目)
愛 媛:西条(30年ぶり5回目)
高 知:明徳義塾(2年連続3回目)
福 岡:西日本短大付(2年ぶり3回目)
佐 賀:佐賀東(初出場)
長 崎:佐世保実(7年ぶり2回目)
熊 本:熊本工(2年連続13回目)
大 分:柳ヶ浦(2年連続4回目)
宮 崎:延岡工(5年ぶり2回目)
鹿児島:鹿児島商工(3年ぶり8回目)
沖 縄:沖縄尚学(30年ぶり2回目)

 

今では甲子園常連の智弁和歌山も4回目の出場だった。甲子園に出始めた頃の智弁和歌山はよく千葉県代表と当たり、もう一歩のところで負けていた印象がある。この大会でも拓大紅陵に惜敗している。その前は成東だったかしら?

大正、昭和、平成の3つの時代で各1回ずつ、それも夏だけと効率よく? 甲子園に出場している山口鴻城がこの大会に出場していた。

他には、奈良ではなく福島の郡山、埼玉のミラクル秀明、新潟の私立校のように見えるが県立校の長岡向陵など懐かしい。滋賀の近江も2回目だ。多賀監督が就任して初の甲子園だったかしら?
毎年、各都道府県からいろんな高校が出場すると楽しみも増えるのにな…。

 

 

 

 

 

以上です。

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