~ゴールはこうして生まれる~



どんなシチュエーションでゴールが生まれるのか?

得点が生まれる理論を資料を元にデータで検証してみる。

 





〈データ 1 〉試合中に使われるプレー



・キック⇒ 49%

・トラップ⇒35%

・ヘディング⇒6%

・その他⇒10%



※まずは、試合中に使われるプレーの統計を「中学、高校、大学、W杯から集計したデータ」から見てみると、予想以上に“トラップ”が多く、トラップ(ファーストタッチ)がどれだけ重要かを立証していることになる。

ゴールの観点から考えても、トラップの精度を意識して常に練習を行なうことは、得点する上で重要なプレーと言えます。








〈データ 2 〉ゴールまでのタッチ数



・1タッチ⇒50%

・2タッチ⇒25%

・3タッチ⇒15%

・4タッチ⇒10%



※これは、W杯前回大会での統計をデータ化してあるものだが、ゴールが生まれるにはシュートを打つまでにタッチ数が少ないほど得点の確率が高いことが分かる。

言われずとも当たり前のことではあるが、手数をかけずにより早くシュートまで持ち込むことが重要と言えます。








〈データ 3 〉フィニッシュ毎の決定率



・ヘディング⇒12%

・右足⇒10%

・左足⇒7%



※このデータも、W杯前回大会での統計をデータ化してあるものだが、シュートは意外にヘディングが決定率は高く、試合中の空中戦にチャンスが多いことになる。

目の近くでシュートを打てるヘディングの精度が高いことが立証されており、ヘディングシュート練習の重要性を物語っている。








〈データ 4 〉シュートに使用するスキル



・インステップ⇒40%

・インサイド⇒30%

・ヘディング⇒20%

・その他⇒10%



※このデータは、「高校サッカー年鑑」5年分のデータから集計した割合だが、強く遠くから打てるインステップキックが多いのは分かるが、意外にインサイドキックの決定率が高いことが分かる。

シュートには、「強さ」よりも「正確さ」が重要だと立証されていることになる。








〈おまけ〉スピンによるボールスピード



※これは、理論の確認と言えるが、ボールの真芯を打てば『無回転』となりスピードは最大となる。逆にスピンをかければかけるほど、スピードは空気抵抗により減速する。

このことから、ボールの真芯をミートできさえすれば、力一杯シュートしなくても『強くて、速い』シュートが打てると言える。










《結論》決定率をアップさせるポイント



・シュートを意識してトラップ練習を行なう

・ダイレクトシュートの意識を持つ

・ヘディングシュートの練習を確保する

・シュートには「インサイドキック」も活用する

・ボールの真芯をミートする意識を持つ





【参考文献】ゴールへの科学/東京電機大学







次は、サッカー王国ブラジルから得点力アップのヒントを探ってみたい。










































































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