湖底の城

”湖底の城 第6巻”  宮城谷昌光箸  講談社

 宮城谷氏の春秋時代の作品は数多いのですが・・・

  中原を扱ったものが殆どで、呉はあまり扱っていなかった。

 この作品は楚王に父と兄を殺された伍子胥が呉に逃れ---

  復讐を誓った彼が、呉王を動かし、ついには楚都を占領する。

   この第6巻がまさにその呉楚の戦いにあたります。

 然しながら父と兄を殺した平王は既に死んでおり---

  彼は平王の墓を探し、死者に鞭を打つ。

   空しい復讐となりました。

 次巻以降は呉越の戦いが中心であり・・・

  現王は老い、信頼を得ていた太子の早過ぎる死により***

   伍子胥の運は以降下がる一方となります。


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