葦舟飛んだ

”葦舟、飛んだ”  津島佑子著  毎日新聞社
ベビーブームの生まれの著者は太宰治の次女。
 子供の頃は愛人と自殺した父の事を恥じていたようだ。
  数々の賞を取っている。
   今年の2月に死去。
本作品はスズメバチに刺されて亡くなった道子の葬儀の場面から始まる。
 その死をきっかけに集まった5人の幼なじみ。
約50年ぶりに付き合いを再開し、
 最初から閉校が決まっていたらしい小学校時代の謎を探ろうとする。
終戦後の混乱期に小学生だった彼らが辿る戦争の暗い影。
 450頁の長編だが、時代が自分と近く、割合スラっと読めた。

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